50φセッティング 4ニードルバルブ拡大は燃料供給を増やしてくれる方向ではあったものの、残念ながらMAX拡大してもまだ十分ではありませんでした。しかも副作用が強い..できることなら他の方法で供給を増やしてやって、ニードルはもう一度2.3→2.0に絞ってやりたいところです。
キャブの入口でダメなら...その手前にあるのはレギュレーターです。
写真は亀有のですが、SKも構造は一緒です。違いは大きさだけです。左のが上側(蓋)、右が下側(本体)本体の中を右から左にガスが通ります(赤矢印)。それだけだとIJ用の3キロのままでキャブまで行ってしまいますので、リターンが有ります。緑色で示したのがリターン(本体にはDRAと刻印されてます)。単純にリターンさせると燃圧は無くなってしまいます。そこでリターンの入口に蓋を設けて戻り具合を調整しています。オイルポンプのバイパスを思い浮かべていただければ良いでしょう。 リターン側を絞っているだけですからレギュレーター内部での圧損は少なく、流量がここで落ちているとは考えにくいですね。
さらに燃料ラインを遡って行くとレギュレーターの上流にあるのは...燃料パイプです。運転席側の腹下に引かれています。さてこれをどうしてくれよう? ノーマルの燃料パイプは外径8mmです。戻りも同じです。これを外径10mm等に拡大するのがセオリーなのでしょうが、流石に恐ろしくてゴムホースを腹下に引く気にはなれず、またアールズ等のホースは高い.. そこで純正のパイプをもう一本追加することにしました。お値段=2500円くらいです。
実は当初リターンのパイプも送りに使ってしまい、リターン用にはタンクのエア抜きを使用しようか、と思ったのですが、エア抜きパイプは細くて燃圧が上がりすぎそうだったので止めました。
作業中に写真を撮るのをすっかり忘れていまして..後撮りしたらやっぱり撮影に失敗しました。こんな写真しかなくてゴメンなさい。
腹下運転席側には4本の配管があります。送り戻り、エア抜き、ブレーキです。もう一本足してタイラップで固定してやります。写真はどちらも左側が車体前側ですね。上手い事元から有る配管に沿っているでしょ?
エンジンルームはこうなります。本当はキャブの前後から2本でガスを送り込むようにしようと思って、ちゃんとT字のフューエルパイプ(キャブのガス入口)を購入しておいたのですが、スペースの問題で使えず(ToT)。仕方なくこういう形で配管しました。 腹下配管取り付け時に試しに息を吹き込んでみたのですが...かなりの抵抗です。長いパイプ内で相当圧損が生まれているのは間違いないですね(<本当かよ・笑)。
さて実走チェックです。
不思議なことに改善方向に向かいました。 実はこのガス供給不足、フロートが小さい50φの構造特有なのですが、44φでは絶対起きない、というわけじゃ無いようです。今にして思えばちょっと思い当たるフシが有るんですよね。セットアップしきるまでもうちょっと...って感じです。 今しばらくお付き合いの程を! |