ファイナル変更


ハイランド一周分のMoTeCのログです。分かりやすいようにスロットル全開と全閉時にラインを入れました。どうにも眠たい4.1ファイナル(NA8Cシリーズ1純正)を、以前にATSのLSDを組み込んだ際に4.3に変更しているのですが、それでも全開踏み始めの回転数が最終、スプーン、ヘアピンで5000rpm近くまで落ち込んでいる事が分かります。5000rpmでもピークトルク近く出ており、タイム的にはさほど問題ないかなと思っていたのですが、乗っているとちょっと物足りない感じがするのも事実で、ホイールを14インチから15インチにしてから気になっていました。やっぱりカーンと回して立ち上がりたいですよね。
4.777にローギアード化するシミュレーションを行ってみると、テクニカル進入でのシフトアップが1つ増えますが、他は今まで通りのギア選択でOK。問題のコーナーの脱出時の回転数は5500rpm以上となりなかなか良さそうです。
他に5.125や4.875もありますが、高速使って自走で走行会に行くのであまり落とすとちょっと辛いです。4.777はボンゴの一部に使われているファイナルで、品番は恐らく「M057 27 110」ですが、たまたまオークションにマルハモータースから販売されているファイナルが出品されていたのでそちらを使いました(自分では確認できていないので品番は参考程度に・・・)。


アウトプットシャフトは力技で引っこ抜きます。


デフキャリアとケースはシールでくっついているのでマイナスドライバーなどで割ります。ケースの上側から攻撃することでオイル漏れを事前に防ぎます。


割れました。
しかしファイナル交換で私が出来る作業はここまで。FRのデフは90°力の向きを変えるパーツなので中には当然ピニオンギアとリングギアがあるのですが、この調整が非常にシビアかつピニオンギアへのベアリング圧乳が必要なのです。


ジムニーにデフを積み込んでいつものように秋田市下浜のお店まで出かけました。


万力にデフキャリアを挟み込み、ベアリングキャップを外します。


デフ本体が外れたところ。奥に見えるのが問題のピニオンギア。


デフ本体側。メガネで外そうとしましたがリングギアはインパクトじゃないとダメでした。


ピニオンギアはキャリアにコンパニオンフランジ側から大きなナットで固定されています(写真ではコマがあてがわれています)。当然くるくる回るのでインパクトで外します。


上が外した4.3ファイナル用ピニオン。下がこれから組み込む4.777用。実際に見ると見るからに大きさが違います。


ピニオンにはベアリングが圧乳され、ベアリングの奥にはスペーサが組み込まれています。これらを4.777ピニオンに移植する必要があります。
まずベアリングにプーラーを掛けて・・・


油圧プレスで抜いていきます。


抜いたら4.777ピニオンに入れると。
せっかく入れてもデフキャリアに組んでみてピニオンの位置が悪いと、もう一度ばらしてスペーサの厚みを変える必要が出てくる場合もあります。


ベアリングを組んだピニオンをデフキャリアに戻します。パニオンフランジ側のナットを掛けてインパクトで締めこむ手もあるのですが、勢いよく行き過ぎてクリアランスに変化が出るのが怖いので慎重に圧乳します。


キャリア側がとりあえず組みあがりました。でも場合によっては最初から組みなおしになるという・・・(-_-
白く見えるのは新品の4.777リングギア。


キャリアにデフ本体を組み込みバックラッシュ調整に移ります。
LSD組み込みだけの調整ならデフ本体の左右位置だけですが、今回はピニオン位置が前後に微妙に変化しているのでシビアです。公差内には比較的すぐに収まるのですが、どうも気に入らないらしく延々と調整していました。2時間以上掛かってOKが出た状態は驚異的でした。非常に軽く回るのにガタがショックとして伝わってこずしっとりとしています。こんな事が出来るんだと回してみた誰もが驚きました。


完成。やっとアジャストスクリューのロックが掛かりました。奥にアウトプットシャフトが刺さるスプラインが見えますね。
ちなみにこの作業、今後も絶対に自分じゃやりません(^^; エンジン組むよりずっと難しいです。



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