TOP -週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その弐

スティックコイル

シリーズ1のコイルが壊れやすいのは有名ですが、私はシリーズ2コイルも1つ壊してます(^^;)。スティックコイル化することで信頼性が上げられるかも。ちゃけさんにご教授いただき、とあるコイルを流用してみました。

台はアルポリックを使い、コの字断面のアルミで高さを合わせヘッドカバーのボルトと共締めで取り付け。コイル自体はアルポリックにリベットナット打ってボルト留め。下側からリベットナットを打つとナットの高さ分がスペーサーになるのですっきり。

NA8Cコイルはイグナイター内蔵ですが、このコイルもイグナイター内蔵なので配線もノーマルコイルと同じ。IG(+)、アース、点火信号(1-4、2-3の2系統)です。ドエルアングルが変わるのですが、これも某メーカーのドエルマップをちゃけさんに見せていただきそのままコピーしました。MoTeCに元々入っているマップ(1.8msecを基本としてマップが描かれている)より若干長かったですがさほどの違いはなかったです。

MoTeCにはECU側の設定と実際に火が飛ぶ気筒が合っているかをテストするモードがあります。



エンジン停止状態でこの画面を開いて、カーソルを一つ下げると(1-4)コイルに、もう一つ下げると(2-3)コイルに信号が入ります。


ジジジジジジーという音とともに火花が飛んでます。


拡大。紫色の火花が散っているのが分かります。プラグはNGKイリジウムMAXの#6新品です。


こちらはノーマルコイル。ドエル角などはスティックコイル用のマップのままでテスト。見た目は全く違いは分かりませんね。
良くオートバックスなんかにプラグケーブル変えたらこんなに違う!って展示がありますが(スプリットファイアーとか)どうも怪しい(笑)。

乗った感じでも違いが分かりませんでした。A/Fの変化をチェックする気にもなれず。カコヨイ&dでも一本だけ買えばいいってメリットくらいですかね。


クラセンの改造の際にクランクポジションの確認が必要になったのですが、このコイル変更と同時にやったために、タイミングランプが使えなくなりました(^^; とりあえず適当な値を入れてスティックコイルでその辺走ってみたのですがどことなく綺麗に燃えてない感じ。ノーマルコイルに戻してタイミングランプで確認したら遅い方に5度ずれていました。ちゃんと合わせたら快調に。コイル変更の違いは分かりませんでしたがクランクポジションが5度ずれているのは体感できましたね。

# 後日試しにタイミングライトのプラグコードへの接続部を、ダイレクトコイルへの配線に繋いでみました。
光るんですねぇ。プラグコードと違い配線に流れているのは低圧電流。てっきり光らないと思っていました。

2022.11.14 追記
プラグトップコイルを使っている場合でも配線にクランプを掛けると光るんですが、拾っているのは一次コイル側の電圧。二次コイルに電流が発生するまではラグが生じるため一次側に繋ぐと「点火時期が早く」示されてしまいます。回転数によりますがアイドリングだと10度程度です。
MoTeCだとクランクインデックスポジションを調整する画面を開いている間は所定の点火時期(20度とか)に固定することが出来ます。マップの数字や、各所補正に影響されません。これを利用して点火時期を固定し、一次側にタイミングランプを繋いだ状態でエンジン回転数を上げていくと、ストロボが示す見かけ上の点火時期はどんどん進んでいきます。一次→二次のラグ時間は変化しない一方で1回転当たりの所要時間は少なくなるため、ラグを角度に換算すると大きくなるためですね。
/追記





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