1月14日

今週末は忙しかったのでいじりは無し、です。

でも毎日起きている時間のほとんどを車の事を考えている私、HPで更新したいネタはたくさんある訳で・・

いまだ完成をみない1928仕様を放っておいてこんなことを書くのもなんなのですが、既に次の仕様も視野に入っています。それはコストパフォーマンス追求仕様。目指すはドライダさんの作ったB6ノーマルボアでもめっちゃ気持ち良いぞ仕様フィーリング@BPバージョン(なげーっつうの)です。

まずベースですが私の今載せているMSハイコンプです。これの燃焼室は(ご存知と思いますが)スキッシュを削除したもので、同じ仕様のスキッシュ有りに対し中回転までのトルクに劣ります。常用域での燃焼を考えた場合、非常に今となっては心残りの有る恥ずかしい仕様です(ですのでホームコース以外の走行会に積極的でないのです)。

これをベースにする以上スキッシュを復活させねば気が済みません。

そのためにはまずは鬼面研(笑)バルブシートぎりぎりまで面研します。その時点で燃焼室容積が一気に減少するため一般に売られているアフターマーケットのピストンをそのまま使用することは出来なくなります。アフター品は圧縮確保のためにトップが盛り上がっている形状がほとんどであるため(今まで興味が無かったので調べていないですがターボ用で良いのが有るかもしれないですね)圧縮が上がりすぎてしまいます。

例えば戸田ピストンをそのまま組むと圧縮は約11強です。これに面研入れると・・・カムは300度以上が欲しくなる圧縮比になります(笑)、これじゃどうしても制作費が上がってしまいます。カムの本領発揮に回転系のマージン強化が絶対必要になりますからね(カム開度を上げる=お金が掛かるんです)。

その戸田ピストン、トップ形状は横に置いておいても、削りで作ったピストンとしてスカート形状やランド(形状)設定、軽量化への努力など非常に良い形をしていると思います。これを削って圧縮落として使うのはどうか、馬さんならずとも興味あるところです。実売8万ほどのピストンでこのクオリティですから使えるものなら使いたいですよね。

という訳で戸田ピストンのトップの肉厚測定をしてみます。トップの盛り上がりを削除してフラットトップで使えるならかなり魅力的です。ボアを上げればフラットでも圧縮を確保しやすいですしね。

さてここで皆さんに質問です。チューニングピストンと言われてどんなのを心に思い浮かべますか?トップはバリバリに盛り上がり尖った形状で深いリセス、スカートは極端に短い・・・そんな感じでしょうか?

少し偉そうに解説しましょ(爆笑)。
大雑把な話としてチューニングピストンに求められるのはまずは圧縮確保です。圧縮がないとハードチューンは先に進めないです。カム角もそうですが、フレームスピードやノッキング限界といった燃焼の話もそれを必要とする圧縮が確保されていることが条件ですよ。例えばノーマルエンジンではかなり無茶しても平気ですからね。

圧縮は当然上げるとしてさてどういう方法で上げるのか。例えば面研とトップの盛り上がったピストンでどういう違いが出るのでしょう?

BBS過去ログのスキッシュの話からもイメージできるかと思いますが燃焼室形状は燃焼室中心=プラグ周辺に空間がありそこからスムーズに絞られてスキッシュに繋がっていて欲しい、それが燃焼後半の異常燃焼を抑え耐ノック性を上げることに繋がります。燃焼室の底面を形成するのはピストンであるわけで、ピストンの動きと火炎の広がり方をイメージすると、ピストントップが盛り上がっていることにより、着火してから後の(燃焼後半の)火炎伝播の仕方がスムーズでなくなるのは想像に難くないと思います。

つまり圧縮が同じなら燃焼はフラットピストンの方が良いようです。

さらにピストントップが盛り上がるとピストンの重心も上がりますからピストンの首振りにも不利になります。設計面ではスカート長が詰めにくく、トップの盛り分も加わってピストン全体の重量が増えます。腰下への不安感が増すわけです。

ならばどうしてショップのメニューやアフターのピストンはトップがこれでもかってくらい盛り上がっているのでしょう?それは偏にチューナーの負担を減らすためでしょう。ピストン一個で基本となる圧縮を確保してしまえばその後のセットアップはぐっと楽になるのです。

逆に面研で圧縮を上げることを考えてみます。当然気になるのはバルブとのディープキスです。避けるためにはリセスを掘らなくてはいけません。そうすると圧縮は下がります。ピストンの強度も不安になります。ここのせめぎあいをチューナーに求めると非常に時間が掛かります。ならばそこまで見越して、面研量を指定したうえでアフターパーツを出せば良いじゃないか、そう思うのですが、実際には面研のための余計な(?)出費、なによりヘッドの製造差によるクレームを嫌うのでしょうねぇ。そんなパーツはありません、残念です。 ノーマルピストンでヘッドチューンをメニューに入れているお店もありますが、(私が見る限り)ピストンを交換するメニューと比べメリットが少ないようです。いまいち圧縮が低く腰下降ろすための労力を考えてもピストン交換のほうが安いですね、純正ピストントップのリセス加工を入れると腰下までいじるのと変わらなくなっちゃうくらい費用がかさむみたいです。

圧縮確保を燃焼室の肉盛りで行うとバルブのピストンへのストーキング行為は避けられます、しかしアルゴン盛りしてさらにリューターで容積を同じにしつつ形状を整える手間とそれに必要な時間=加工賃を考えると・・・ショップチューンとしてはちょっと難しいですね。

で、思い切り話がそれたところで(^^;戸田ピストンのトップ厚み測定です。ご覧のように定盤を持っていないのでブロックの平面を利用しました。戸田ピストンのトップの裏側は綺麗に肉抜きされております。なんと厚みは6ミリ弱しかありませんでした=フラットトップにするのは不可能です。トップの盛り上がり=4.4ミリでしたから燃焼圧力を受けるのに必要な厚を確保しながら燃焼室形状を整えるのはかなり難しいでしょう。

今私が考えているのはNA型BPの純正ボアアップピストンです。ピストントップの肩面がブロックから沈んでいるタイプのO/Sを使ってみたいですね。

鬼面研のみで圧縮がどこまで上げられるのかわからないですし、バルブリセスも新たに切り直す必要がありますので圧縮の確保は難しいでしょう。リセスはせっかく燃焼優先と決めたのですから機械加工の必要最小限のものではなく、出来れば手彫りで滑らかなのを入れたい・・・ところです。圧縮比は希望数値(=11オーバー)に向け少しでも上を目指し、必要なら燃焼室を肉盛しリューターで形を整えたいと思います。自分でやる分には加工代はタダですから(嬉)。各加工の結果として出てきた圧縮比に合うカム(恐らく264から272???)を入れ目指すはバトル上等@鬼トルク仕様、です。S/Cに負けない中域トルクを出したいものです(無謀)。

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