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-週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その参
親メタルクリアランス測定と検討# 文中の単位はmmです。クランクとコンロッドは1974からそのまま移植、子メタルは非常に良い当たりが出てましたので、そのまま再使用します。 問題は親メタル。シリンダーブロックが変更になりましたので、そのまま1974のブラックメタルが使用できるとは限らず確認が必要です。幸い親メタルのクリアランスならプラスチゲージでの計測でも良い線までいきます(^^ 何度もやってるうちに再現性が出せるようになりました。 プラスチゲージを挟んでキャップを締めます。東名パワードに倣ってスレッドコンパウンドを使用しました。締め付けトルクは規定の下限値としてみました。 キャップを外して見た瞬間ドキッとしました。プラスチゲージの幅が狭い・・・。クリアランス広いかも。 例によってノギスで潰れたプラスチゲージの幅を測定します。あらかじめノギスの幅をセットしてから、プラスチに近づけた方が読みやすいです。裸眼の分解能で0.1mmの幅の差はちゃんと見分けることが出来ますよ(^^ # 緑以外のプラスチゲージって使わないですよね・・・。 #1 2.3 #2 2.4 #3 2.3 #4 2.5 #5 2.6 でした。 散布図からクリアランスを導き出しますと、49/1000〜57/1000。 1928/1974では46〜49とあえて少し広めで組んでいましたが、それより全体的に広いです。ノーマルの規定値は18〜36です。今回は出来れば整備書の規定値まで、せめて綺麗に当たりの付いた実績のある1974の値まで狭くしたい所です。 元々ベースエンジンについていたメタルではクリアランスはどうなるでしょう? プラスチを挟んでみると一番広かった#1、#3でも49/1000でした。まだ整備書の規定値より少し広いですね。それでも1974の値くらいになりましたから何とか許容範囲かな。 要らない雑誌を切り取って封筒を作って分別してありました。これはフライホイールに一番近いジャーナルのメタル。やっぱり#1と#5のメタルはしんどいですねー。過去にバラしたエンジンも同じでした。#1#5だけでも狭めのクリアランスにしたいところです。 これも気になります、いや、おねいさんの下乳じゃなく、オイル管理が悪かった為に起きたメタルの偏摩耗。ごく少量のメタルコンパウンドをつけて軽く擦り、鏡面にしましたが当たった跡が消えません。あまりやりすぎて薄くなっても困るし(^^; 磨く前後で厚みはどれ位変化するのかをダイアルゲージで確認しました。 磨く前。 磨いた後。 全く一緒(^^ 柔らかいメタルでも変化無いなら、クランクの軸受けは青棒で磨く分にはオイルクリアランスは全く変化しないでしょうね。 スラストメタルも磨いてみましたが光りませんでした。素材違うみたいですね。 ブラックメタルはもっとも薄いグレードと2番目に薄いのを使用していましたので、一番厚いブラックメタル(今より20/1000位厚くなります)を採用するとちょうど良いのですが、28000円の出費は痛いので・・・ 手持ちの中古純正メタルの厚みを片っ端から測ってみることにしました。純正部品として後から取れるB型のメタルは、センター品のみで全て同じ厚み、というのは有名な話し。良かったです、捨てずに取っておいて(^^ 片っ端から測っていき、使えそうなのを探します。 ベースエンジンを含め、3機分のメタルがありました。 刻印 実測厚 #2 2.01 2.02 #3 2.02 2.02 2.02 2.02 #4 2.02 2.03 2.03 2.03 2.03 2.03 2.03 #5 2.035 #6 2.04 ついでにブロックの刻印がどうなってるかも確認。 1:・ 2:C 3:・ 4:・ 5:C となってます。 A<・<Cだそうで、恐らく差はそれぞれ6/1000。 #2#5のジャーナルが大きい事になりますね。 クランクの刻印は 1:・ 2:・ 3:・ 4:・ 5:C となってます。こちらもCが太く6/1000刻み。 そのまま鵜呑みにすると#5はジャーナルとマッチ。#2は厚めのメタルが必要な事になります。 でもホントかなー、と確かめてみました。といってもデジタルノギスで測定なんで怪しいですけど(^^; やってみると、測る位置で出てくる数値が平気で0.1くらい変わります。しつこくやり直して一番小さな値を採用してみると・・・全部49.90mmになってしまいました(^^;;;;;;;;;;;; # ロードスター オーナーズ クラブ CLUB J58G HIROSHIMAさんの「刻印のお話」を参考にさせていただきました。 手持ちのF1ブラックメタルも測定してみたところ2.01〜2.015厚でした。買った時の注文書が残っていたので確認したらピッタリでした。割と信用できる計測結果ですね。純正メタルとブラックメタルのプラスチゲージ測定値の差と、ダイヤルゲージでの厚み測定の差もほぼドンピシャ(^^ ということで・・・。 #1ジャーナル:#6刻印メタル クリアランス29/1000 #2ジャーナル:#4刻印メタル クリアランス43/1000 #3ジャーナル:#4刻印メタル クリアランス49/1000 #4ジャーナル:#4刻印メタル クリアランス41/1000 #5ジャーナル:#5刻印メタル クリアランス34/1000 #2、#3、#4は純正の規定値から出てしまいますが、#1、#5は収まりました。 #4刻印メタルはたくさんあるので程度の良いのを選んで使います(^^ ビシッと芯で回ってくれよ〜(^^ TOPへ
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