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点火時期セッティング@軽井沢往復 3

んで、点火時期マップがどうなったかというと・・・


こうなりました。
長時間走らせていると短時間では出なかったノッキングが時折出ます。例えば赤線・黄線の交点が遅角されているのが分かります。このサイトを燃料マップから見ると・・・

尖ってます、燃料が入るサイトって事は空気が入ってる、つまり実圧縮が高いと言うこと。だからノッキングが出るんですが、当然多少遅角してもちゃんとトルクが出ます。
そういえば、HKSタコアシで出来た2500rpmのトルクの谷は実走行ではすっかり分からなくなりました。セッティングでハードのネガって結構消せるんですね。

アクセルをグッと踏んでしまえば、ノッキングを参考に、もしくは(MBTが出ている場合は)回転上昇の重さを参考にして点火時期を決めていけます。
しかし、アクセル開度20%以下は多少進角した位ではノッキングが出ないので基準が無くて放置されていました。
また、高速道路を巡航しているとTRUSTのA/F計のオーバーヒートアラートが点滅していましたので、恐らく排気温度が上昇している=点火時期が遅すぎるんだろうと思い、気になっていました(HKSタコアシに替えた後、排気温度計センサーを付けていないのです)。
そこで一気に5度刻みで変化させて様子を見ていく事にしました。マップを弄ると時間が掛かるので、走りながらover all trimを変えてマップ全体を一律に進角させます。もちろんその状態で20%以上踏み込んだらノッキングの嵐ですので踏みすぎないよう慎重に走らせます。
すると・・・進め過ぎる(15度進めてみた(^^;;)とアクセル開度10%〜20%でもノッキング出るんですね。ノッキングが出ればおおよその当たりが付けられます。
高速道巡航で使うサイトは4000RPM×15%辺り、ここはTRUSTを参考にしてワーニングが出なくなるまで進めました。


かなり進んでいるのが分かります。

この変更によって何が手に入ったかというと?
20%以下のアクセル開度で走るのは巡航時なのでトルクの違いを体感しにくいです。トルクが足りないと思えば自然ともう少しアクセルを踏み足しますからね。
ただし排気音は変わります。二寸管はウールが効いてきっちり雑味が消えるマフラーですので、低音しか出ないと単調ですが、伸びと高さのある音が出せてくると・・・実に美しい音色になりました。まさに楽器。
やっとM3の高速巡航時の気持ち良さに匹敵する排気音が手に入りました(^^
トルク面では2500〜3000@3速〜4速での緩やかな上りでアクセル開度が少なくなってるのに気づきました。多分負圧も大きくなっている筈なのですがチェックし忘れました(^^;;
その他、ヒールアンドトゥしながらのシフトダウン時にスロットル全閉から煽った一瞬、マップの20%以下のサイトが読まれます。ここも違いが出ます。進めるとバンッと小気味よく吹けるんですねぇ。

耐ノック性の高いエンジンは点火時期弄りが実に面白いですね。


最後に軽井沢ミーティングでの写真。

奥は伊とうふd店さんのM2-1028。林ライトが2台並ぶのはなかなか無いでしょう(^^


レアなライトがもう1台。ご存じきいろ号。
すごい作り込み。この車眺めているだけで軽く一日潰せますね。もっとゆっくり見たかったです。



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