TOP -週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その壱

9月7日(木)

週末ではないですが、明日走行会に参加のために少し整備と、セッティング変更をしました。

一通りオイルと水関係をチェックし、タイヤをSに履き替えます。ちなみにSは185−55−14のB S540S、コンパウンドはR(一番固いやつ)です。サイドウォールの硬さがサーキットでは良い感じ なので勝負用はBSを愛用しています。以前使った520Sは60−14でしたが、それでもサイドウォ ールはかっちりしていて高速コーナーでの突っ込みに不安はありませんでした。

街乗りタイヤは逆にサイドウォールの剛性が無いのが気に入ってヨコハマです。ネオバ(ネバ王、と仲間 内では呼ばれています)がお気に入り。ただ、今はBSに少し浮気中でリアだけ711です。でも前後ネ オバのほうがフィールが良かったなあ。サイドウォールが柔らかい方が、攻めなくてもタイヤがたわむ感 じで、横Gの掛かり具合を確認できます。仕事で使っているカローラ、165SR13のタイヤに教えら れたことは多いです。毎夜繰り返された仕事帰りの峠越えバトルでの、私のとある記録は今でも破られて いないはず(^^;;;

ついでにパッド残量をチェックしておきます。試したいパッドがあるのですが、幸か不幸か残りはいっぱ いありました。

で、ベンチュリー交換に合わせてメインをもう少し弄ります。この前の日曜日に走ったときにも一応19 0→180に絞ったのですが、それでもどうも濃い感じがしたので一つ絞って175にします。パイロッ トも57.5から55に絞りました。もともと燃調というよりも、ツキの悪さを解消するために大きいパ イロットを選択していただけなので、当然絞った方が調子が出るでしょう。

その時・・・ちょっとした事件がおきました。かれこれ5年ほども付き合ってくれたソレックスの、ジェ ットの蓋をとめるネジの、キャブ側のネジ穴がイキました(号泣)。ずるんっとネジが空回りして、抜いた ネジにはしっかりとキャブボディー側のネジ山が螺旋状にくっついています。

がちょ〜ん(死語)

シカトでもう一方のキャブの蓋も取りました。これからは「セッティングのとき面倒だからネ」とエンス ーを気取ることにします(そのうち分解掃除のついでにネジ穴を拡大調教=タップで大きく切りなおしし ましょう)。

しかし今回の作業で不愉快なのは、先日組んだ弟のハイコンプ(ベンチュリー=37φ)よりジェットが 絞れてしまうことです。弟のは180を呑んでいて、おまけに点火時期も遅く、それでいて排気温度は私 のより明らかに高そうです。プラグの焼けもキレイ。

つー事は何か、私のエンジンよか弟のエンジンのほうが良いエンジンつー事か?

あああ、スキッシュ取るんじゃなかったなあ・・・燃焼効率が吸気量に影響を与えているのでしょうねえ。


9月16日(土)作手オフ!!

いや〜、すんごく面白かった。7時間かけて行った甲斐がありました。きんぱらさんや角さんも仰ってい ましたが、本当に濃いメンツで、濃い会話を楽しめました。車は自分でいじるもの、エンジンは当然自分 で開けるもの、という感覚が、皆さんの話す事の基本にあるのがすぐに分かって、話していてもとても居 心地良く、また、いい加減な事や他人から聞いただけのことは言えないな、という独特の緊張感を感じま した。

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金曜の夜にドライダさんと一緒に出発し、深夜に浜松到着。予想通りというか、二人とも疲れているくせ に「びいる」飲みながらの会話が止まりません・・・寝たのは午前3時。

ねむて〜、言いながらインターに向かい、Rジャンキーの皆さんと合流、作手サーキットに向かいます。

作手でNuMaTeCさんたちと合流。挨拶もそこそこにいざ走行、です。
しか〜し!! 作手の走行会は大雨でした。一回目の走行はまだそんなに強くなかった雨が、私の走る二 回目が始まるときになって強烈に降り出しました。本当に今年になってからというもの走行会は決まって 雨! まともに走れたのはたった一回だけ・・・

ただでさえ苦手な2速コーナーの連続、しかも雨とくればもう悲惨、ひたすらステアと格闘、コーナーが 終わるのを待つのみ・・・でもそれはそれで結構楽しかった(^^)v 角さんの隣に載せていただいた のですがもう強烈!! 雨中なのでサーキットというよりはコースジムカーナに近いような走りで次々と (ホントそんな感じ)コーナーをクリアします。上手いなあ・・・良い体験でした。

最速バトルの結果は雨のためにうやむやになってしまって、用意された賞品は「遠くから来たで賞」とし て私が頂いてしまいました。ありがとうございます。

そこから移動して名古屋に向かいます。
角さん曰くオフ会・第2幕ですが、今にして思うとなんかこっちが主眼になってしまった気が・・・

いろんな情報を仕入れてきたのですが、それはここでは内緒、ということにします。私が実行する日まで 待ってくださいね。写真も載せません。

しかし、例えクレームがついてもでもこれだけは書かなくてはいけないでしょう、マシンXとX−MEN さんについて・・・

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飲み会の間も断続的に雨が降っていたのですが、その間もXさんはずっとキャブの面倒を見てやっていま した。そして私が3本目の缶ビールを平らげたあたりでやっと入ってきました。

「皆さんに乗っていただくのに調子悪くちゃ申し訳ないですから・・・」
時折強い雨の降る中ずっとですよ!? 少し感動を覚えました。Xさんは私にドライブさせる気だったよ うですが、お酒も入っていたのでXさんのドライブでマシンXを走らせて頂くことにしました。

この車についてはここで書くまでも無いのですが、B6ベースの本物チューン、走るのに不要なも のは何一つついておらず非常にスパルタン。そしてトドメのウェーバー50φ。

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また雨が少しぱらついてきました。急いでロールバーにぶつからないように気をつけながら助手席に乗り 込みます。

乗り込んですぐにはXさんはエンジンを始動しませんでした。昼間会ったときの柔らかい物言いはそのま ま、しかしかんで含めるような口調で話してくれました。

「・・・40はレスポンスがよくって街乗りでも良い、45はサーキットでも・・・ってよく言うじゃな いですか。でもね、私に言わせりゃどっちも一緒です。50はね、別物なんです・・・」
ガカカカッ ボボッ カシン
初爆があったもののXエンジンは始動せず、ファンネルに吹き返した音がしました。少し間を置いて
「・・・こいつねえ、街乗りのことなんか少しも考えちゃいないんですよ・・・」
ガカカッ ガガガズボッ ボガファオッ 
今度は始動しました。

剥き出しのフロアを伝ってマシン全体から発せられるかのような強烈な音が回りを包みます。いや、音自 体は大きくない。音質が普通じゃないのです。外から聞いたときとはまるで違う。

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乗った感じは・・・ああ、もう私の貧弱な筆力では表現できません。
官能的、とNuMaTeCさんは表現していましたが、私にはそんな美しいものではなくもっと暴力的な ヤバ気なものに感じられました。非常に魅力的。

すでに「乗りにくさ」に対する感覚が麻痺してきているのでしょう。そこに持ってきて今回のオフ会、お 馬鹿が加速しそうで怖いです(笑)。

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最後に今回お会いできた皆様、この場をお借りして心より御礼申し上げます。楽しい一日をありがとうご ざいました。

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