アイドルアップ

バイク乗りなら「チョーク」って言葉を知っているでしょう。しかし「チョークレバー」を引いて動かしているのはほとんどの場合「スターター」だって事はあまり知られてないかも。チョークはその名の通り、キャブの通路を絞って負圧を発生させ、濃い混合気を作るためのいわば蓋。アイドルアップはしませんし、エンジン始動した後はチョークを戻さないとカブっちゃいます。

チョークが進化したのがスターター。スターターはバタフライを通過しないバイパスエア/ガスを送り込む別経路です。スターター経路が開いた状態だと通常よりアイドリングが高くなります。A/F=12.5〜13位になってるのかな?そのまま暖機しててもかぶりません。スターターが開いた状態でアクセル全開にするとかぶると思うけど・・・。

スターターとチョークは見た目と役目が一緒なので、スターターレバーにも「チョーク」って文字や絵が描かれていますんでややこしいですね・・・

ソレックスについているのもスターターです。


このディスクを回すとスターター経路が開いて、バイパスエアとガスが送り込まれます・・・がこれ使ってる人見たこと無いです。大体加速ポンプでガスを発射して濃くして始動してますね。

スターターが進化すると「オートチョーク」になり、チョークレバーが消滅します。
さらに進化してキャブ→インジェクションとなるとバイパスエアはECUコントロールのISCVが送り込むようになります。

んで、以前にISCVを取り付けようとして失敗した話を書いています。実はこの話、半分正解で半分間違いでした。

インマニから2次エアを目一杯吸わせてもアイドルアップしなかったんですが、実はA/Fを見るとちゃんと薄くなってました。つまり完全暖機状態(A/F=14.5)でテストしたために燃料が足りず、アイドリング回転数が変化しなかったんですね。冷間増量補正や始動後増量補正が掛かってA/F=12.5程度にコントロールされている状態ならちゃんとアイドルアップします。
ただし、2次エアを吸わせている状態ではアイドリングの滑らかさがイマイチ。A/F計の数値も安定せず、気筒間で燃調がずれている事が分かります。原田インマニに加工を加え、5φ位の連通穴を開けてあるんですが、不十分のようです。マニにニップル立てると振動で割れたりしそうなので×。やっぱりISCVは使えないんです。

ちなみに、2次エアを吸わせている時に気づいたのですが、ホースからガンガン空気が出てきます。吸ってるけど吐いてもいます。288カムならではの吹き返しですね。これほどとは思いませんでした。こりゃシングルスロットルで制御するのは難しいわけです。


という訳でやっぱりICSVは使えませんが・・・スターターだったらどうでしょう?(笑
キャブボディーにはガソリンは行ってませんので、スターターを開けば空気だけが入ります。レバーは当然手動になりますけど、始動直後にアイドルアップ出来れば良いだけですから(もはやエアコンもありませんし)、手動で十分です。

試しにスターター引いてみるとA/F=14.5→17くらいまで薄くなります。
こりゃイケル(^^


で買ったのがこのチョークレバーとワイヤのセット。
ヤフオクで汎用品として売られていたモノ。何と新品。他車種用を流用するのも面白かったんですが、ワイヤ腐ってたらやだなーと思って。
どうです、このレトロっぷり。たまりません。


キャブ側。
前後のキャブはツイステッドワイヤで連結。レーシーでお洒落です(^^

クイッとレバーを引いてスタートボタンをグッとプッシュ・・・エンジン始動の儀式が大好きなんで、すっかり気に入ってしまいました(^^
キャブラーの皆さん、やってみませんか?





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