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インナーベンチュリー

アウターベンチュリーは無いに越した事は無い、というのが前回の結論。続いて気になるのは・・・


またもやキャブボディーを外して・・・(すっかり慣れて、15分くらいで出来るようになりました)。


こいつを取り付けます。インナーベンチュリー(IV)。ソレックスのIVは薄い筒の形をしています。これがどれくらいの抵抗になっているのか、興味があるのです。

ちなみに、ウェーバーのIVは正面から見ると5円玉みたいな形で、結構吸気抵抗になりそうなのですが「パワーはウェーバーの方が出る」と言われます。ウェーバーの方がジェットブロック(エマルジョンチューブ)の種類が多いとはいえ、何か納得行かないんですよね。


一応解説。50φだと加速ポンプの吹出口がIVに設けられています。


やっぱりIV付いてる方が格好いいですねー(普段は見えませんけど)。

街乗りしてみると発進時やちょいと踏み込んだ際の「シュシュシュッ」ってキャブサウンドが実に楽しいです。やっぱりあの音はIVが生み出してたのですね。


こちらがIV付き街乗りでのスロットル開度30〜90%のA/Fログデータ。


こちらがIV無し。
どの回転数・開度でもIV有り無しでの差は無いですね。OVと違ってIVは乱流の発生による吸入効率の変化は起きないようです。IV無し用のセッティングのまま走っていても適合がずれてる感じはありませんでした。

全開にしてみると、「ラ−−−−−−−ンッ」というキャブサウンドがたまりません。OV付けた時は単にゴワーっという吸気音が大きくなったなって感じでしたが、IVありだといかにもキャブらしい、表情のある音を奏でてます。
全開のA/Fログデータがこちら。

もうちょっとセッティングを詰めたい感じですがさほど悪くないかな?


IV無しと比較してみます。
5250rpmから下はほとんど変わりないですね。5250rpmから上は・・・λにして2〜3、IV有りのが濃くなってしまってます。残念。
乗ってる感じだと別に遅くない(正直言って全然違いが分かりません)んですけどね。音がたまらなく格好良いのでこのままにしてしまおうか、迷いますねぇ。サーキット以外ならIV有りのが間違いなく楽しいですね。


今回の作業やってて思ったんですが。
誰かソレックス用のインナーベンチュリーを自作して吸気音弄ってみませんかね?名づけてSSIV(すーぱーさうんどいんなーべんちゅりー)。内径を同じにしておけばセッティングもそうずれないだろうし。



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