TOP
-週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その壱
2月25日(日)
面研から上がってきたヘッドで加工の続きをやります。スキッシュ形状は「BBSから」を見ていただくと分かりますが燃焼後半の異常燃焼に深くかかわるようです。BPはB6と比較してノッキングが出易いようですし、ボアを上げ、圧縮12.5を狙う”1928”ではさらにその傾向は強まります。 ペントルーフの屋根がなだらかにスキッシュに繋がって欲しいのですが、実際的にはこれがなかなか難しい。例えば面研量の少ない状態の燃焼室で屋根の軒をスキッシュに向けて伸ばしていくと・・・見事にスキッシュレス形状となります(笑)=0.3ミリ面研の前作ヘッド。今回は1.77と面研量が多いのでそこまでスキッシュ面積を減少させずに済みそうです。 スキッシュの面積を大きく取るというよりも火炎伝播距離を短くしたいのでスキッシュを掘り込む加工は最小限にしたいのです。 加工を始める前にはあーでもねー、こーでもねーと色々と妄想したのですが、実際に手をつけてみると・・・やっぱり結構ちっちゃくなっちゃった>スキッシュ。
写真が上手く取れなくて申し訳ありませぬ。 スラスト方向のボア径は85φに拡大されています。その拡大も最小限の加工としてあり、元の壁面から幅5ミリ強のテーパーで繋いでいます。EX側スキッシュは角にRを付けただけ、なだらかな形状とはしていません。バルブ周りの壁の立ち方がきついので若干そこだけ丸く削っています。MSピストン組み込みでエロージョンを起こしたときにもピストンヘッド側ともEXはほぼ無傷な状態でしたから、こちら側を敢えて削るメリットはないと考えました。 注目のIN側スキッシュですが・・・ごく普通(爆笑)になっちゃった。リングぎりぎり鬼面研ならもっと格好良い燃焼室が作れるのにぃ。 仕上げの鏡面加工もいい加減あほらしくなりながら、それでもやりました。仕上げは青棒にツクシバフ。鏡面にするのは加工のムラや気付きにくい段差をはっきりとさせてくれるというメリットは有りますね。鏡面にしてからまた削りなおすのは結構かったるいですけどね。
INバルブのマスキングエリアを削りこんでいるが分かりますでしょうか? ホームセンターで買ってきた3ミリ軸のつくし型のシャンクが大活躍しました。シートと壁面のキワのところに尖った先端を軽く押し付けて、横に慎重にスライドさせると綺麗に機械加工の段差が均されて行きます。仕上げは何時ものガムテでシートマスクしてフラップホイールの角で軽く舐めていきました。
IN側のポートもついでにさらに修正を加えました。ノーマルは燃焼室側から機械加工が入っているのですが、加工跡とポート壁面とがポート上面で若干の段差を作っています。もちろん既に丸砥石である程度段差を削っていたのですが、さらにフラップホールを使って完全に段差を除去しました。ここも削る量は最小限となるよう大きく軽くフラップホールを動かし、滑らかな面を作りました(G/SさんのHPを参考にさせていただきました・謝謝)。
ざっと測ってみた感じではおおよそ1cc増です。まだスラスト方向の削りかたに余裕がありますから、必要ならあと1ccくらいは大きくできるでしょう。リセスを確認してからピストン側の追加工が要らないなら削るかもしれません。
ホットボンドってご存知ですか?ロウソクの蝋みたいなイメージの棒をガンの中で暖めて溶かし、ガンから押し出して使用します。冷めると固まって簡単な接着などが出来ます。前から気になっていたのですが、ズボンプレッサ氏と一緒にホームセンターに行ったついでに購入して来ました。
先週作った自作メーター用カプラーです。配線がプラプラしていて今にも切れそうなのでホットボンドで固めてやりました。半田付けしたところもショートするのを防ぐために上から盛ってやっています。固まってからもわずかに柔軟性を残すので、追加メーターのセンサー配線に盛ってやる事で、配線が根元から切れるのを防ぐのにも使えますね。追加メーターの配線って良く切れるんですよね〜。われながらなかなかいいアイディアだな〜(笑)、根元から切れると復活できませんからね。 何に使うか理解できましたかぁ?>ズボンプレッサ氏。けしてヘンな趣味とかじゃないからねぇ〜(笑)。
失敗談を一つ。 アストロ行ってスレッドコンパウンド買ってきました。今週はこんな買い物ばかりしてた訳なんですね(笑)。アストロに行った一番の目的は・・・「週末の楽しみ」過去ログをあさってみてくださいね。とっても恥ずかしい訂正がなされています(^^;(他にも気が付いたときにちょこちょこ修正してますよ) ヘッド弄っていたら高速ドリルがキリキリキキキィと怪しい音を立てたのでグリスアップしようと思い分解してみました。ベアリングが2個あったのでそこにスレコン詰めました。別に普通のグリスでよいんですけど、せっかく買ったスレコンの使い心地を知りたかったので丁度良いや、と。 ばらした状態で軸を回すとモーターの接点部分からも音が出ており、引っかかりがあるのも分かったのでそこにもついでにスレコン塗りました。850度の高温にも耐えるスレコンですから、これくらいの摺動で焼けたりはしないでしょう。組み立てて手で軸を回してみると・・・おおぉこれはスムーズ!!グッドです。
で、電源いれて回してみました。やっぱりキリキリキキィ音が出ない!! またバラしてブレーキクリーナーで掃除したのは言うまでもありませんね(笑) 皆さんもグリスの種類には気をつけましょう。けっしてブレーキに通常のグリスを塗ったりしない用に・・・>I氏(笑) ・ |