3月4日(日)

カム山の逃げ加工をヘッドに行います。ってオイずいぶん前に終わったんじゃ・・・実は途中で止めてそのままだったのでした(^^;

いやいやサボっていたわけではありません(笑)。リューター加工でやろうとしたのですけど上手くいかないので、ベルトサンダーを使用しようと思っていたのですが、部屋の中でベルサンを使用するとそこら辺中にキリコが飛んでちくちくすること請け合い。暖かくなってから外でやろうと思っていたのです。

前回は6ミリ軸のシャンクでチャレンジしたのですが3ミリだったらどうかなあ、と思い、再度挑戦します。
写真は作業中のイメージです(笑)。フレキシに取り付けられているのはたる型のシャンク、カムホルダーの脇に見えるのがツクシ型のシャンクです。

6ミリで上手くいかなかったのは刃が大きいために、どこを削っているやらさっぱり見え無かったのが原因です。3ミリですとその心配は無いのですが、その代わり刃が滑りやすくリフタシリンダーを傷付ける可能性が大きくなります。

上の写真のように刃を入れるとやり易かったですが、リフタシリンダーのキワを削る作業は慎重に行わなくてはいけません。逆側から入れてくると傷の心配は減りますが作業効率は悪いですね。

ある程度削ったらカムをあてがって逃げ具合を確認するのですが、左右をどこまで削れば良いのか、いざやってみると思わず悩んでしまったりします。スラスト方向にガタが有るのです。

何の事は無い、#1のカムキャップがスラスト方向を規制しているんですね。
ここで暴露話を一つ(笑)。実はドライダさんは初めてこの逃げ加工を行ったときに、この事に気付かず、カム山が当るのを心配して思いっきりカムの受けを削り込んでしまったそうな。あのエンジンを作り上げたドライダさんでさえそんな失敗を経験しているのです。(強調しすぎ・笑)こんな話を聞くと何故かホッとするのは私だけではないでしょう。うん、頑張ろう!!

スラスト方向のガタを規制していると言うことは当然カムとカムキャップは面で接しています。キャップの出っ張ったところがそうです。よく見ると当りが付いているのが分かります。やっぱりここは磨くっしょ♪

・・・

以前にも少し書いたかと思いますが、ここで改めてヘッド(に限らないですが)を加工するのにどんな道具を使っているのか、ちょっと紹介しましょう。理想的にはエアリューターですけどプライベーターには荷が重いですよね。エアを諦めるとなると電動のリューターか電ドル+フレキシチューブ。電動リューターは価格が高いのと、持つところが重たい・・・ので私は電ドル+フレキシチューブ派です。

この方法の欠点は
●回転数が低いこと
(6000RPMと思い込んでいたのですがなんと4500RPMでした)。
致命的な欠点ですね(^^;本来シャンクは20.000RPMくらいで使用するものですので回転数が低いと痛むのが早いです。と言っても私の使っているシャンクはホームセンターで購入したものがほとんどですのでそれほど高くありません。それより削り跡の綺麗さで若干劣るのと仕事が遅いのが気になります。気長にやれば良いだけなので素人にはちょうど良いかもしれませんね。

これが使用している削り物です。真中奥に磨き終わったカムキャップに乗った長いのが2本有りますね。手前が6ミリ軸のロングシャンク、これだけは高級品です。6000円強@アストロプロダクツ。ホームセンターではもちろん売っていない逸品です。しまう時はこれだけは大事にケースに入れています(笑)。その奥がアルミ6ミリの割棒、自作品です。普通はステン棒に割りを入れるのですがステンは硬くて加工しにくいのでアルミで十分です。写真ではペーパーをガムテで留めていますので見えませんが、棒の先を丸く削ってあります。ポートの奥側にまっすぐ押し付けて磨いたりするのに便利です。わざとペーパーをはみ出させて巻き、複雑な形状にフィットさせたりもしています。この棒は大活躍しますよ。
あ、ペーパーを巻く向きを間違えるとあっという間にちぎれますよ(笑)。

他のは安物です。どれもホームセンターで1000円から1500円くらい、金色の刃だけはチタンコート(えっへん)でして3000円くらい、しかしそのメリットは特に感じられません(笑)。たまたま刃の溝が薄くて削り跡が綺麗なので気に入ってはいますけど。刃の減り自体は変化ないですね。

フレキシに付いているのとその手前の刃が3ミリ軸のシャンクでツクシとたる型。ちなみにカム山逃げ加工は、まずたるで大まかに削ってからカム受けの脇をツクシの先で掘り込みました。

真中の4本のうち、右3本が回転砥石です。6ミリ軸の2本はもっぱら砂落し用です。左のちょっと変わった形のシャンクはバリ落しのときにバリから刃が逃げにくくて使いやすかったです。他には使わなかったのでこれらは別に要らないかもしれません。
3ミリ軸の細い砥石はEXポートのバルブガイドのキワを掘り込むのに使いました、他の道具だとちょっと太かったのです。

とっても活躍してくれるフラップホイール達。全て3ミリ軸、粒度は80〜120だったかな?使い終わってもなんとなくもったいなくてみんな取って置きました。(一個は安いんですけど一杯使うのでそれなりの金額になっちゃう)どれがどれくらい必要か分かるでしょう(笑)。細いのは燃焼室(ペントルーフの頂点)の加工に使用しました。平たいのは燃焼室側からINポートに突っ込み、機械加工跡を削り落とすのに大活躍してくれました。そのままでも十分なくらい綺麗に仕上げてくれますが、欠点としてどこを削っているのか分かりにくいので、丸砥石で大まかに均した後に大きく前後に動かす感じで使用しました。シートを傷付けないように、あらかじめポートに差し込んだ状態で電源を入れます。シートやポートの中の削りたくない場所をあらかじめガムテでマスクしちゃうのも良い手ですね。
右端の汚い(笑)のは青棒がついた綿バフです。カム山の鏡面加工などに使用しました。もちろんヘッドカバーやインマニを磨くのにも使えますよ。

ご存知青棒とピカールです。青棒は初めて見たときどうやって使うのか分かりませんでした(笑)。私はバフに直接こすり付けるか、カッター等で削ってCRCやクレ556で溶かして練って使用しています(ジャムのビンに入った奴です)。これは使い易いのでお奨めです。石はオイルストーンです。専用のオイルとともに使用します。このオイルはペーパーにも使用できます。水より砂が減らない感じで良いです。

ちなみにやっぱりリフターシリンダーに傷を入れてしまいました(^^;。まあ問題はない範囲ですけどバリが出っ張っているのはまずいので#2000のペーパーをこのオイルにつけてホーニングしました。

この辺のお道具は皆さんこだわりやコツを持っているでしょうから色々訊いてみるのも面白そうですね!!

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