熊本へ

三次を出たMBW号は、単独で熊本を目指します。そう、中村さん@milkに会いに。
今回の旅の目的。MBW号に乗ってもらいたい人がいるんです。
理由は人によって異なります。中村さんの場合は「共通性」ですかね、僕がかつて初号機に乗って感じたモノです。


三次から一気に九州に渡らず、途中で下関で一泊します。
「明日あっちに渡るんだなー」と九州を眺めながら飲みたかったのです。


関門橋です。しばらく眺めていました。

下関インターを降りてホテルに向かう途中、関門トンネル入り口前を通過。朝ジョグで一旦九州に渡り、戻って改めてロードスターで渡るつもりだったのですが・・・なんと電光掲示板に『関門トンネル全面通行止め』の文字。がーん。人道もNGだそうで。

仕方ない、のんびり起床で良いなら夜を楽しむか〜。

ホテルの近所の居酒屋さんのカウンターで大好きな太刀魚をつまみに焼酎を飲みました。綺麗な奥様と気さくなボーズ頭の旦那さんがかまってくれて退屈しませんでした。

そして、会話の中で重要な情報をゲット。
「高速1000円になってから渋滞すさまじいよ」
「関門トンネル通れないので関門橋に集中しちゃって渡るのが大変」
なるほど。
早めに出て橋だけは渡っちゃったほうが良いみたい。

7時に起床し、7時半にはエンジン始動。
auでチェックするとこの時点では渋滞情報は皆無。よっしゃ。


下関側の壇之浦パーキングに入ったら駐車スペースはもうわずか。ほんとだ、早めの出発で正解だった。
飲みに行って良かった(笑)。


朝の清々しい空気の中、スコーンと関門橋を渡り九州へ。
景色が気持ち良いし、九州だし、もうすぐ中村さんだし、気分最高。ついにMBW号が九州の地を踏んだ〜。


ところで。時折出るエンジンの息ツキ(ボッとマフラーから音が出てわずかに振動が来るレベル)がどうも気になっていて。原因の切り分けのためにコイルをノーマルに戻してみたいなーと思っていました。出来れば中村さんに試乗してもらう前に交換して試走し様子を見てみたい。


そこで、九州に渡ってすぐの吉志PAに停車して作業することに。渡ってしまえば一安心ですし。ノーマルコイルの配線もギボシ化しておいたので作業は簡単で、30分ほどで完了。
出発前にあらためてauナビの渋滞情報をチェック。

げ。

南の方から渋滞が始まってる。中村さんとのランデブーポイントの基山PAはすでに渋滞の中。
さっきまでオールクリアだったのに。遊んでる場合じゃなかった。

走り出してからも気になってこまめに渋滞情報をチェック・・・すると分刻みで恐ろしい勢いで渋滞が伸びていく!北九州ジャンクションを過ぎた時点で、現在地から一番近い八幡インターも渋滞に飲み込まれちゃいました。
しまったぁ。もっと手前で降りるべきだった。

昨日の三次の渋滞がフラッシュバック。しかも今度は完全アウェイ。周りにいるのはレクサスやらなんやら。ロードスターじゃないし。おまけにガスメータを見ると恐らく残りは10リッターくらい。25キロ先の古賀SAで入れる予定だったのだけどちょっと甘かった。

トンネルの中で、前を走るレクサスのハザードが点滅、数分後に完全停車。悪夢の始まり。
さすがに写真撮るような気持ちの余裕は無くって。エンジンを切って水温をケアするか、度重なるクランキングによる電圧降下→万が一の再始動不能を考慮してそのままアイドリングを続けるか。よりによってトンネルの中。路肩も狭くてかなりの閉塞感と緊迫感。

と・・・またエンジンがストールしかける。NEKOを見るとA/Fが12より濃い。なーぜー?
慌ててメインマップを開いて「Q」キーを連打、とりあえずクイックラムダで無理やりアイドリング領域だけ適合させましたが、動き出してスロットル開くと濃いやら薄いやらめちゃくちゃで走れたもんじゃないです。ならばとラムダコントロールをONにしてMoTeCのフィードバックを使おうとしましたが、すでにA/F値が設定値から大きくずれてしまっているためにエラーを吐いて機能してくれません。

んで・・・ここでやっと気づいたのでした、「air temp comp」吸気温度補正がおかしいのだと。昨日の三次では気付けなかったです。

メインマップを削ってしまってるので、今すぐ修正すると薄すぎてストールするのは明白。現ファイルを別名保存し、元ファイルの吸気温度補正だけを書き直して転送する必要がある・・・んだけど今にもエンジン止まりそうな気がして右足に集中するのにいっぱいいっぱい。そんな簡単なことすら出来る気がしない状況。

20分くらい渋滞にはまってたでしょうか。
ついにトンネルを抜け、すぐに八幡ICの看板が登場。


水温は100度までで済みました。やれやれ。


ICを降りてすぐにガソスタに掛けこみハイオク満タン。
39.64リットル。あと5リットル。渋滞じゃなきゃなんてこと無かったんですけどね。

三次→下関で付いたノーズの虫を洗い落とし、気持ちとMoTeCのファイルを入れ替え。auナビと60万分の1の地図(<力不足)を開き下道でのルートを検索。バスで北に向かってきている中村さんに連絡を入れるとやはり上り線も渋滞が始まっているとの事でランデブーポイントを南寄りの広川SAに変更。


国道の流れもいまいちなので、GPSレーダー探知機が示す方位(重宝しました)とauナビの地図表示を駆使して県道を使いまくり、目指せ広川SA。住宅街とか一方通行とか古墳の脇とか(笑)訳わからないトコいっぱい通って3時間。途中「松崎」という地名を見つけてびっくり。伊豆半島にあるのは知っていたのですけどね。ここにも有ったんですか。


ついに中村さんと合流、MBW号とのツーショット。

道がすいたら早速中村さんに運転代わってもらって熊本を目指します。
thinkpadを開いて湾岸ミッドナイトごっこ(笑)。なかなかこんなに長時間自分の車の助手席に座る機会もないので、僕にとっても貴重な機会になりました。
高速で4速で踏んでもらって。
「鳥肌立ちますね」
見るとホントにサブイボ立ってた(笑)。
初号機に迫るシンクロ率(94%、凄いともちゃん・・・)


2003年11月に飛行機に乗って中村さんを訪問した際、初号機を試乗中にマシントラブルが発生。急遽高速を南関インターで降り、手配したパーツが届くまでの間の時間つぶしのため訪れたラーメン屋、妙に美味くて。
当時の中村さんの日記はこちら。 記憶を頼りに行ってみる事にしました。
二人して「こんな道だった」「そうそうラブホの前を二人で歩いた」と記憶を頼りに進んでいくと・・・なんとまだあった。
ミラクル。


なんと30年も続いているらしく。そりゃツタも絡まります。
30周年記念でラーメン一杯350円。なんというバーゲンプライス。


中村さんにおごってもらっちゃいました(^^
記憶は確かでした。美味かったー。
替え玉したいのをぐっと我慢して再出発、新築の中村さんちへ。


とうとう着きました。
凡庸をとことん嫌うこだわりと切り捨てる美学。
一晩中、中村さんのセンスを堪能させてもらいました。


MBW号に続いてはエリーゼでドライブ。
中村さんエリーゼの車窓から見るMBW号。ありえない組み合わせ(^^)。
そして何故オバマがここに(笑)。


行き先は美味しい湧水。
細やかなミネラル感で、柔らかく伸びやかな舌触り。
ラーメンに浸った舌をリセットして夜のワインに備えます。


僕も運転させてもらいました。
派手な外観に似合わず素直ないい子、なのに二人してMBW号の性悪クラッチに慣れてしまい上手く発進できないのに笑いました。


エリーゼ乗って遊んでる間に奥さんがピザ生地こねてくれてて。トマトソースも作ってくれてました。
このソースを見て、ワインに合わせてみたくなったのが青魚。


今度はスマートでスーパーに買出し(スマートの方がエリーゼよりむしろ癖が強くて、上手く走らせるにはコツが必要)。スマート&エリーゼ、良い組み合わせですね。

買出しが終わったら二人でジョギング(わざわざシューズ持って行ってました)。
ジョギングコースがまた素晴らしい。


中村さんちのおっきな窓からの景色。
少し行くと棚田が続いており(カメラを持たずに出たのを後悔しました)ちょうど夕暮れ時で否応無しに郷愁をそそってくれます。
走り終わったら温泉に沈み(中村さんすんげーゴッツクなってた、軽くピッコロ大魔王入ってた)待望のワイン。


中村さんが用意してくれたのは、
カレラ リード畑 05
まつざきチョイスは
シャソルネイ サン・ロマン 06
どちらも鉄板な美味しいワイン。


ピザ美味かったー。生地から作るとぜんぜん違うんですね。ピザ食べる罪悪感(笑)がまったく無かった。ジャンクフードじゃないなー、あれは。


僕はスーパーで買出した3枚おろしの鯵を調理。塩コショウして小麦粉はたいてフライパンでガーリックオイルでカラリと焼き、とろけるチーズとソースを載せて蓋して熱入れて完成。喜んでもらえてよかった(^^
他にもつまみがたくさん。ありがと、奥さん。

そしてワイン。
カレラ、やっぱり僕の好みど真ん中(中村さん良く分かってらっしゃる)。高いポテンシャルから抑えて抑えて生み出す完璧なバランス。ブラインドでカリピノとはまず当てられないでしょう。ブルよりブルっぽい。シャソルネイはビオらしくくっきりした個性が。酸がかなり立ってて、含むと舌の脇からじゅわーっと唾液が出てきます。しかし良く練られた酸で刺さってはこないです。ただタンニン豊富でややザラいのはどうかと。デカンタぶっこみたくなったけど長く楽しみたいので我慢して2時間以上かけてゆっくり飲んでいたら・・・30分をピークにボディーが弱くなるカレラに対し、バランスが取れて美味しくなっていくシャソルネイ。香りも色も良く似てるのに個性も時間帯も、受け持ちがぜんぜん違う。これだからワインをボトルで飲むのは面白いなー。平行して飲むにはちょうどよい組み合わせでした。
文豪中村さんの表現を同じ空気の中で聞き、あらためて目の前のワインを飲んで同じ印象を感じる。幸せ。

いい夜をありがとう、中村さん。

酔っ払ってベランダの支柱に登ってたのは奥さんには内緒にしておきましたよー。
12時には就寝して翌朝に備えました。

中村さんの当日の日記はこちら↓
http://www.geocities.jp/tomohiro0907/2009-9/2009_9_24.html


んで翌朝。

6時に起きて急いで支度して。エリーゼに先導してもらって二台で湯布院に向かいます。


ここが「Roadster in Milk」の名前の由来、ミルクロードの入り口です(^^


車窓から撮った大観峰(の近くの景色)。


大観峰を華麗にスルーしたくせに、久住ワイナリーの門の前ではしっかり停車する中村さん(笑)。シャルドネとピノの房を拝んできました。ピノの皮は本当に薄いのね。


綺麗なワイナリーですね。地面の藁とか、植えてる雑草の意味とか。気になって仕方ない。時間があったら一日退屈せずにいられそう。


湯布院でお別れ。
まつざきは佐伯からフェリーに乗り3時間ほど掛けて四国の宿毛に向かいます。





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