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バルブ擦り合わせ

バルブシートを大まかにカットした後、バルブの擦り合わせを行います。


鏡面にはしないですけど汚いのは嫌なのでサンエスKに漬け込んでカーボンをある程度落としておきました。時々割り箸でつついたりしながら数日間、まあまあ綺麗になりました。


バルブコンパウンドとタコ棒で魂込めて擦り合わせ。
いつもなら当たり幅の広がりが最小限で済むよう慎重に回して擦り合わせるのですが、今回は再度60°面をカットして当たり幅を詰めることが出来ますので元気に叩き付けて当たりを出しました(^^


梨地になっているのがバルブ当たり面。
1mmほどとやや広めなのでシートカッターで60°面を少し削ります。


削りすぎたらやり直しなので慎重に・・・。


カット完了、これでバルブが目一杯外当たりになりました。燃焼室入り口をバルブ径ギリギリまで広げたわけですね。さらに30°と15°の二つの面により、燃焼室壁に滑らかにポートが繋がるようになります。当たり幅も狭いのでシール性も向上します。
ノーマルのバルブ径でもシートを使い切ってますから、シートリングを入れ替えないで使うビッグバルブって意味あるのかなーと疑問に思います。バルブの傘自体は吸気にとって邪魔者ですからねぇ。


こちらエキゾースト側シートリング。
やはり外当たり気味にしてますがインテークほど追い込んでいません。燃焼圧で押し出されますからインテークほど違いが出ないだろうと思います。バルブの熱の逃げが必要なので当たり幅はインテークより広め・・・・でも、もう0.1mm広くしたほうが良かったかな・・・。


一生掛かっても使い切らないのではと思われたバルブコンパウンド。
ずいぶん減ってきました、とうとう底がちょっと見えました。

# 某ドラさんは使い切ったらしい(驚)。プロじゃないんですからどんだけエンジン組んでるだと(笑)。




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