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1951ver.3初期セッティング完了

GWの実家への帰省時に1951.ver3のセッティングを行いました。
結論から言うとver.2より良い出来です。思っていたより差が出ました(^^

1928は踏んだ瞬間にガツンとアクセルについてくる荒々しさが魅力でした。
1974はカムに乗った後にまるでターボエンジンのようなトルクの盛り上がりがありました。
1951ver.1、2はピークトルク回転数→ピークパワー回転数へ頭打ち感無く伸びる気持ちよさが身上。

1951ver.3はこれらのイイトコ取り出来ました。


ver.2とver.3のファイルを比較しています。
ver.3のほうがガソリンを要求しているのが分かります、それだけ吸気量が増えているということ。


4000からカムに乗り、4500rpmでぐっと踏み込む・・・スロットル開度は35%〜50%位。その時ver.2より5%ほどトルクアップしてます。さらに回転が上がると差が大きくなり、15%程度トルクが増えている領域も。
ピークトルクが出る6000では差が小さくなります。

しかし6000から上はあまり差が出ていません。
またアクセル開度100%では差が出ません。
つまり、シャシダイに載せた場合、ver.2と3はまったく一緒の出力曲線という事になります。しかし乗ると違うんですよねえ(^^)。高いギアでも少ないアクセル開度でグイグイ前に出るver.3は快感です。

バルタイは当初はver.2と同じ103-106にしたのですが、105-110でも103-106に遜色ない中間トルクが出たので105-110を採用(またいじるかも知れませんけどね)。低回転での吹き返しが少なくなり、アイドルが安定。ごく低回転でのガソリン要求量が増加し、始動性も良い方向へ行きました。
オーバーラップ少な目のバルタイが、ツキにもプラス影響を与えてパンパン吹けて気持ち良いです。

ちなみに110-110は空ぶかしでものすごい吸気音とツキを見せてくれて、ゾワッと鳥肌立つ程だったのですけど・・・トルク特性がいまいち。ver.2程度の中間トルクしか出ませんでした。

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何度か書いてますが、NA用BPエンジンの場合、288カムのバルタイ変更の影響は低回転域トルクとドライバビリティ/中回転域トルクのトレードオフとして出ます。どういじっても高回転の伸びには影響がありません。264だと中回転と高回転のトレードオフが起きたのですけどね。
ちなみに288でIN115°にしたら圧縮無くてエンジン掛からなくなりました(笑)。

一方、点火時期はどうかというと。


こんな感じ。当然ハイオクですがver.2のマップだとあちこちノッキング出ました。バルブのシール性向上と、シート形状変更による吸気量増加によってやっぱり実圧縮上がってますね。






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