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ビーム取り外し

bugいじってて滅入るのが、ドロドロのグリス。
現代の車と違ってオイルシール・ダストシールの質が良くなかったためでしょうか、摺動部のシーリングが甘くその代わりにグリスをたっぷりはみ出させて汚れから守り、かつ潤滑させるようになっています。
まあ、トラックや古めの機械みたいなもんですか。


外したアームやシール、ボルトなどに付いたグリスを含んだ泥を掻き落とし、ブレーキクリーナーで洗浄・・・をひたすら続けます、一心不乱にやってたら1時間40分も経ってた(^^;;;
洗浄していて気づいたのですが、リンクピン一本やブッシュ一つにいたるまでVWマークがありますね。メーカー関係なしの汎用パーツを下請けに外注する現代の車と違って、全てのパーツが空冷VW専用品なんですねー。僕はクラシックカーとしてbugと付き合う気は無いのですが、VW純正にこだわり持つ人が居るのが何となくちょっと理解できました。


綺麗になりました。
組み付け作業が楽しみです。


リンクピンをアームに固定するボルト。
リンクピンに溝が切られており、そこにはまり込むことでリンクピンがアームから抜けないようになっています。そのため、このボルトのねじ山が痛みやすいみたい。
手持ちのボルト(当然ロードスターのどこかから出てきたやつです)を使おうかと思ったのですが、ダイス掛けたら何とか使えそうな感じになったので再使用。


さてビームを降ろしますよ。
ガソリンタンク下に2本、ビーム固定ボルトがあるのでタンクを持ち上げます。


写真右が車体前側。丸で囲んだのが固定ボルトです、ブッシュが挟まってるので分からなくならないようにしておきます。


車体前側から覗き込んでいます。
ガソリンタンクを持ち上げると赤い塗装が見えます、これが元の色。
昨日外したステアリングダンパーが見えますね。
下のほうにはマスターシリンダーが見えます、当然サーボなんて無いのでバルクヘッド(ってbugでも言うのかな?)から直接生えてます。


車体下に潜って。
ロックプレートの爪をマイナスドライバーでコツコツ起こして8本の17mmボルトを緩めます。


これで降ろせるのかなーと思ったら。
ありゃ?ビームの左右を固定していたスタッドボルトと、ボディの隙間が狭いです。ビームが通り抜けるにはスペースが足りません。


スタッドボルトはこの部品から生えています、こいつをまず外さなくちゃいけないみたい。
ってシャーシ側の取り付け部にウマ掛かってるじゃん(笑)、ジャッキアップしなおしてウマ掛け直し。
この部品、俗に言う「梁瀬バー」です。西ドイツでbugが組み立てられた時点では付いてなかった筈のパーツ。なぜかYANASEディーラー車のみに装備されました。
「フロントアクスルビームのロワートーションチューブとシャーシを繋いで装着する事で、アクスルビームのたわみや左右への振れを抑え、直進安定性を向上させる実用的なアイテム」だそうです。
FLAT4ではボルトオン装着を謳ってますがこれが曲者。


これが取り付けボルトなのですが、セルフタッピングビスのような特殊な先端形状をしています。本来のbugにはない部品なのでシャーシ側にネジ穴は無く、おそらくドリルで小さめの穴を開け無理やりねじ込んで固定するのだと思います。
そんな強引な方法で44年も前に取り付けられた訳ですから・・・外したら最後、元に戻る訳がありません(爆)。鉄板に開けられた穴は腐食してボルトと一体化しており、ボルトを回すとズルリと抜け落ちてきましたとさ。
今回はこの梁瀬バーは撤去しちゃうつもりですが、元に戻すのですればバルクヘッドにサービスホールを開け、ボルトナットでシャーシに固定するつもりです。
つーか、本来はそうやって取り付けて、さらにシャーシ上側からも防錆処置をすべきもの。何て事しやがったんだ梁瀬。


・・・とここでいきなりの雨、しかも土砂降り。
ゴロゴロゴロゴロって言ってたんであやしーなーと軽く片付けしておいて良かったです(^^;;
休憩しつつこのテキスト書いてます。







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