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リンクピン交換

バラしてる時から動きが悪いなーと思っていたリンクピン。


ナックルからすんなり外れてくれないのでハンマーで殴ったところ、ブッシュごと抜けてきちゃいました(笑)。
完全に固着してますがな。


リンクピンを殴る際、フットブレーキを掛けておくとドラムが回らないので力が逃げなくて良いです。
余談ですけど、bugってオルガンペダルなんですよね。しかもブレーキはサーボ無し。変態カモーラ号かと(笑)。


結局すんなり外れてくれたのは一本だけ(写真右側のヤツ)。後はみんなブッシュごと抜けてきちゃいました。


一度バラす事が出来ればペーパー当ててグリスアップして復活させられます。
しかし・・・バーナーで気長に炙ってからデカいハンマーで思い切り殴りましたがびくともしませんでしたorz


せっかくのVW純正リンクピンですけどゴミになっちゃいました。
リンクピンの前後にはワッシャーがたくさん入っています。


枚数をメモしておく必要があります。
ワッシャーの厚みを変えることでアームへのナックル取り付け位置が変わり、リンクピンに対するキングピンのキャンバー角度を適正に保てるようになる訳ですね。



FLAT4の対応の早さはこういう時には本当にありがたいです。
土曜日の午前中に頼んで、日曜日の夕方には山形に届きました。
リプロですがドイツ製のリンクピンです。この他にワッシャー類も付属してきましたが枚数が足りず元々のも使う必要が出ました。
ピンに切られた溝にアーム固定ボルトがはまり込みますが、溝が斜めに切られているのが分かります。これ重要です。


残念な事に今日は雨ですよ・・・。
仕方なく久しぶりにタープ張りました。写真だと何か楽しげですね(笑)。実際は流石にやや萎えてます。


アームを外すのにリンクピン取り付け部分を叩いた際、わずかに変形したみたいです。
ヤスリで穴形状を微修正、これで気持ちよくリンクピンが刺さっていくようになりました。


ブッシュの打ち込みはハンマーで行いました。ハンマーを二個使って当てハンマーにしましたが、やはり少し変形してしまいました。ピンが気持ちよく入るよう入り口に少しヤスリがけ。


新しいブッシュを打ち込む際、注意点があります。
ブッシュに開いている穴、これがリンクピンへのグリス供給用です。


グリスニップルの位置と上手にあわせてあげないとリンクピンが潤滑されません。


キングピンの潤滑は、ナックルのリンクピンが刺さる穴に掘られた溝からグリスを圧送して行われます。


リンクピンとアームの間だけOリングが入り、蓋がされます。Oリング無くても問題ないような気がするのですけど。アームとリンクピンの固定が緩まないようにという配慮なのかな?


雨は降ってるし、写真は撮りにくいしでもう面倒くさくなった時の写真なので見づらくてスミマセン。
フェンダーの中にカメラを入れて、リンクピンをアームに刺したところを上から撮っています。赤丸にアームとリンクピンを固定するボルトが入ります。この穴から覗くと前述のリンクピンに切られた斜め溝が見えます。ボルトがピッタリ入るようにリンクピンを回し、溝の形状を合わせてやります。

# 今まではブッシュとリンクピンが固着していたため、おそらくブッシュとアーム、アームとリンクピンの間で摺動していたのでしょうね。だからボルトのねじ山が痛んでいたのだろうと。そのまま使っていたらアームがお亡くなりになっていたでしょう・・・。実に危ないところでした。
随分長いこと眠っていた車なのでそういうこともありますよね。


グリースニップルを取り付けて、グリースを圧送。ちゃんとリンクピンとキングピンが潤滑されるのを確認しました。


ほぼ完成しました。
予想通りストロークするとスタビがアジャスターに干渉しますね。固定部分を破壊してしまったのもあり、しばらくはスタビレスですね。
黄色いのはホームセンターで買ってきたグリースニップル用の蓋。せっかく頑張ったので、これからも出来るだけクリーンな状態を保って行きたいものです。

さて、お立会い(^^
ウマからおろしますよー。




いい!
正直めちゃめちゃ嬉しいです!

思ったより大変な作業でしたけど、今回の作業を一人でこなして、やっとこのbugが自分の車になってきた気がしています。
まだまだやらなきゃいけないことはありますけどね(^^;;;





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