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エンジン取り外し

ノーマルの1200に飽きたらエンジン組もう、と思っていたのですが。


悠長な事を言っていられなくなってしまいました。
エンジンフードの裏側にエンジンオイルが飛んでいます。


空冷vwエンジンの弱点、クランクシャフト先端からのオイル漏れのようです。
エンジンをばらさないと修理できません。
ブローバイもかなり多いので、これはもうやるっきゃないです。


先週、西会津フォルクスワーゲン大集合まで行って(bugが動かせないのでハーレーで)「エンジン脱着ショー」を見て作業のイメージを掴んできました(^^
このショーでは降ろしてまた取り付けてエンジン始動するまで、なんとわずか7分。昔の空冷vwイベントでは定番のプログラムで、早いチームだと5分!位だったそうです。
水が無いのはもちろん、エンジンマウントが存在せず、ミッションに4本のボルト/ナットで留まるだけなので短時間の作業で脱着可能なのです。


10ミリボルト4本を緩めてエンジンフードを取り外します。配線に行き先を書いたテープを貼り付けてと。


補機類を外していきます。一切補機類を外さず丸ごと降ろすのが普通みたいですが、ファンシュラウドの高さをかわせる所までジャッキアップすることが出来ないので、車上である程度バラしてしまいます。


エアクリーナー。
オイルバスだけかとおもったら、シートのパディング同様の馬の毛(笑)みたいなフィルターがありました。ブローバイのブリーザパイプがエアクリーナーに繋がっており(画像右側のパイプ)、ブローバイ量が多かったためかオイル量は多目でした。


キャブも難なく取り外し完了。


インマニとジェネレータ、ジェネレータスタンドがどれも外れそうで外れないという知恵の輪に陥りしばし悩む(笑)。結局、ジェネレータ+その後ろにあるエンジン冷却ファンが、ギリギリのクリアランスで少し傾けたファンハウジングから外れる事に気づき、後はサクサクと取り外し完了しました。


これが空冷エンジンの肝、空冷ファンです。ジェネレータと同軸で駆動されます。
空冷と言ってもバイクと違って走行風ではなく、ファンで強制冷却されているのです。
一緒に写ってるゴミはファンに絡み付いていたヤツ。うーん、バラして良かった(^^
ちょっと前から、やや高めの回転数まで回した時に「ドゥ〜〜〜ン」という異音が出ていたのは、こいつのせいでした。


インマニ、ジェネレータスタンド、燃料ポンプ(機械式です)とデスビを取り外してスッキリ。


ファンシュラウドとサーモフラップユニットを固定しているボルトも取り外します。
ファンシュラウドの中にはオイルクーラーが仕込まれています。
ちなみにファンシュラウドから出ているパイプの行き先が下に見える丸穴=ヒートエクスチェンジャ。65yだとエンジン冷却風ではなく、排気管熱で室内を暖めるようになっています。


そんなこんなしてたら届いたニューエンジン。
本当は自分で組みたいところですが、ちょっち時間が足りないんで買っちゃいました。
69mmクランクの1300ccをベースにボアアップピストンを組んであるエンジンです。


車体下に潜って、ヒートエクスチェンジャの風量調整フラップのワイヤと室内へ向かうダクトを外し準備完了。


下から見るとこういう状態。
オイルを抜き、念のためマフラーも外しました。

いよいよエンジンを降ろします。


エンジンにジャッキをあてがって。


簡単に外れるかと思ったら、そうでもなかったです(笑)。
やっぱりクラッチとメンドラシャフトの抜けかたはどの車でも一緒、それなりに揺すったりしながら外しました。


この状態でファンシュラウドを外します。
オイルクーラーも引っかかるので外してしまいます。


オイルクーラーの取り付けボルトは10mmが3本、内2本がとても外しにくくて。
微妙な角度のレンチが必要です。


オイルクーラー取り外しの際にはエンジン上側を覆っているカバー(ファンシュラウドに繋がるやつです)を外した方が良いです、急がば回れ。このカバーの隙間で作業すると多分頭にきます(笑)。


ベルハウジング内を観察。見慣れないフォークの形が面白いです。






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