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クラッチ

買ったエンジンはAB型、1971〜1975年のデュアルポートになります。1285ccベースでボアアップした以外はいたっておとなしいスペックです。


ありがたいことにクラッチが付いてきたのですけど。
空冷vwのクラッチ事情は結構ややこしくてですね。
6v時代と12v時代ではフライホイールの直径とギア数が違います。
さらに1200と1300でクラッチの直径がそれぞれ180mm、200mmと異なっています。つまり2×2=4通りの組み合わせがあるということになります。
オマケに6vミッションに12vフライホイールだと干渉しちゃうのでベルハウジングを削らなくちゃいけない。しかもベルはMg合金なので「燃える」ため、グラインダ使用不可。
↑このデータ、Head Rock Motorsの熊谷さんに教えてもらいました。色々調べたのですが情報が断片的で良く分からなかったのでとても助かりました。とっても感謝してます。

というわけで、付いてきた12vフライホイール・200mmクラッチは使用せず。


いつものアパート前の駐車場です。
毎度の事ですが、ちょっと俯瞰して見ると・・・自分でもドン引き(爆)。


今まで使っていた6vのフライ+クラッチを12vエンジンに移植します。


フライホイールの取り付け方法を知った時は、まさに「ありえない!」と思いました(笑)
センター一発留め。


36mmのグランドナットと呼ばれるボルト一個と4本のドエルピンで固定されています(ハイパワーだとドエルピンが8本に増えます)。
グランドナット内部にニードルベアリングが仕込まれており、ミッションのメンドラが刺さるようになっています。
締結トルクは30キロオーバー。


とてもじゃないですが、そんなトルク掛けられない&エンジンを固定できないのでスペシャルツールがあります。トルクマイスターと呼ばれる工具で、1/9の力で締め/緩め出来ます。


旧エンジンから取り外したフラホをトルクマイスターで締結、あまりの手ごたえの無さに心配になる(笑)。
テープを巻いた10mmディープソケットでクラッチディスクの芯を出しました。
ディスクの真ん中にソケットの四角い穴が見えるかと。シングルクラッチなのでスプラインを合わせる必要が無いためこれで十分です。


クラッチカバーを取り付けたら芯出しツールを抜き取り。ロック機構つきのエクステンションで引っ張ればOK。


のんびり楽しみながらやってたらいつの間にかこんな時間。
秋の日はつるべ落とし、あっという間に暗くなっちゃいました。





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