COSMIC WHEEL

CBのキットはディスク化によりホイールの取り付けピッチが205→130mmへ変更になります。
205mmピッチのままのディスク化だとその分ディスクがでかくなっちゃうorハット形状が複雑になります。

130の4/5H兼用になっています。4Hは高年式空冷VW、5Hはポルシェ専用のPCDです。

元々4Hのホイールを装着していたようで、5H用のボルト穴はねじ山の加工が不完全、途中まではスムーズに入るのですが奥の方で引っかかってしまうのが2本ずつ。こんな大きなタップ無いですし、困ったな。

bugのフロントサスはストロークしてもキャンバーが付かないので、フェンダーとタイヤの干渉が厳しく、出来るだけ奥に収まるホイールが必要。ホイール選びは何よりサイズが最優先。

今履いているEMPI 5SPOKE　OFFSET+21　WIDTH5.5インチと比べてみます。

WHEEL	WIDTH	OFF SET	外リム位置変化量	タイヤ幅	タイヤ肩位置変化量	スピンドルオフセット分
EMPI 5SPOKE	5.5	21	0	145	0	0
911FUCHS	4.5	45	-37	145	-24	+6
911FUCHS	5.5	35	-14	145	-14	+6
PHONE DIAL	7.0	52	-12	185	-11	+6
PHONE DIAL	6.0	52	-25	165	-21	+6
COSMIC、GUS BURNER etc	5.5	45	-24	145	-24	+6

リムが内側に入ると「ナロード感」が出ますけど、フェンダーとの干渉を考えた場合に重要なのはタイヤの肩の位置。
タイヤ肩の位置にホイールの幅は無関係、タイヤ幅とオフセットで決まります。

最初に狙ったのがデザインが斬新で安価に手に入るPHONE DIAL。
ジャーマンルックっぽく一気に雰囲気変えてみたかったのですが。オフセット量は一番多いですが幅が7インチあるのでタイヤが185と太くなってしまい、これだと多分フェンダーに干渉しちゃう。6インチ幅のPHONE DIALなら165mm幅のタイヤが履けてオフセットは同じ52mmなのでタイヤ肩で-21mm・スピンドルで出っ張る分+6mmを入れても今より-15mmとなるんで良さそうなんですが、レアで見つからないんで断念。7インチ幅ならたくさんあるんですけど。

リムの位置で見て一番奥に入るのは幅が4.5インチと狭い911FUCHSで、-37mm、スピンドル分を入れても-31mmで素敵。ただしタイヤ肩の位置で見ると145を履く分にはオフセット45mmのCOSMIC等と同じ。4.5なら135が履けるのでその場合は-23mmですがちょっと細すぎて心配です。

随分迷って決めたのがこちら。COSMICです。
定番のFUCHSはやっぱりカッコいいですが、車が負けちゃいそう。COSMICなら'65yやアイロンに良く似合います。スポークが逆反ったデザインで、そんなにオフセット量が多いようには見えないところが気にいりました。昔売られていたCOSMICは＋35mmだったようなのですが、最近再販されたコイツは＋45mm、EMPIより18mmだけですが奥に入ります。

CBのスピンドルに仮組みしてみます。

とても心配していたのが、キャリパーの干渉。

奇跡の極小クリアランス！1ミリあるかどうか。
このブレーキシステムを基準にしてホイール裏面のデザインを決めたんじゃないかなという気がします。

仮装着。
まだ左しかドロップスピンドルを装着してない状態なのでやや車高高め、右も作業が終わればもう少し下がるはずです。
でもこのくらいの車高がちょうど良いかも。落ち着いた優等生ちゃんです(^^)。

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