5月19日(土)

キャブの続きです。

ソレックス50φを眺めながら毎日美味しくびいるを呑んでいました(笑)。
50φの純正ファンネルはアルミ鋳物を削って作ってあります。台座の部分に鋳造の目が残っていましてラッパの部分には挽目があります。この挽目が好きという人も多いのですが、挽目は汚れを呼びやすいので後々の事を考えると磨いておいた方が良いのは44φで経験済み。

特にファンネルの内側には吹き返しのガスが付きます。磨いてあれば簡単に落とすことができるのですが、挽目が残っていると目に食い込んでなかなか落ちてくれません。どうもあの茶色いのはいただけません。

バフを掛けました。内側は目が粗いので#2000のペーパーを切削油に浸して磨いてからバフ掛けしました。

左上のファンネルだけ44φ純正。他は50φ純正。
IJならメッキ張りの光沢でも良いのですが、キャブはちょっとだけ薄汚れているのが渋くて格好良いと思っているので(笑)磨きを抑え目にして有ります。ラッパの開き加減に注目。44φの方が入り口の径は5mm程大きいんですね(ちなみに44φカールファンネルはさらに少し大きくなります)。ラッパの開きの角度で剥離がどうこう、とか長さがどうのという薀蓄もあるんでしょうが、はっきり言って性能面では大差ないと思っているので格好と音で選んでます(笑)

35mmのショートカールにした時も変わったのは音だけでしたしね。

手前に見えるのはアウターベンチュリー(OV)です。キャブ全体で見ると44φと50φの径の違いってぴんと来ないかもしれないですけど、こうして見ると結構違うでしょ。長さはどちらも27mmで一緒です。
外す時に気付いたのですが50φはベンチュリーを止めているネジにも違いが有って、回り止めだけでなくちゃんとワイアーロックできるようにネジに穴が開けてあるんですね〜。

アウターベンチュリーってただ径を絞っているのではでなく、ちゃんと抵抗を考慮した形になってるんですよ。
入口側から絞る時は断面がRがついた形状で絞り、逆に広がる時はストレートなテーパーで広がっています。

Rをつけて絞ると何となく抵抗が大きいような気がしますが、同じ絞り率なら単一のテーパーより抵抗は少ないんですね。

    # お気づきでしょうがこれは車体の空気抵抗などを検討する際の考え方。
    当然管径が変化した場合の空気の流れにそのまま適用することはできません(笑)。

一番下のはおまけ。マフラーの差込を作る時に参考にしてくださいね。差し込む向きで抗力が違うそうですよ。

また44φ用39φOVは薄いので素材が異なっています。ノーマルを旋盤で削って薄くして使うのも安上がりで良いですが、割れる可能性も頭に入れておきましょう。37.5φまでは削ったことがありますが今のところトラブルは聞いていません、ただ39φとなると厚さ=2.5mm、ん〜ちょっとマズイ...かな?

右手前は50φのインナーベンチュリー(IV)です。長さ=37mm、φ=13mm。この写真は加工後です。

これが加工中の写真です。上手く撮れなくって残念、加工前は端の厚さが1mm以上あります。いかにも抵抗になりそうなのでリューターで薄く削ってやり、ペーパーで磨きました。流石にここは鏡面にはしなかったです(笑)、こんなことばかりしてるとそのうちキャブの内面まで鏡面にして笑いを取ってしまいそうなのでこの辺で止めておきました。

昔のレースカーではウェーバーのラージベンチュリー(ソレックスで言うところのアウターベンチュリー)の筒の部分も薄くしていましたよね。でもそこは触りませんでした。径の違いにばらつきが出ると嫌ですし、ウェーバーと違ってソレックスのインナーベンチュリーの筒ははじめから結構薄いですからね。

01.05.26追記 ソレックスとウェーバーの呼称の違い
ソレックスウェーバー
アウターベンチュリーラージベンチュリー
インナーベンチュリースモールベンチュリー
パイロットスロー
(メイン)エア(ジェット)
メイン(ジェット)
ジェットブロックエマルジョンチューブ
ポンプジェット?(笑)

あと大きく違うのはフロートの向き、よくウェーバーは横Gに、ソレックスは縦Gに(エンジン縦置きFRの場合ね)強いって言われるのはこれが理由です。

ちょっと違うのがファンネル。ウェーバー純正は差込み式でステンレス(多分)製の開きの小さいもので、見た目がとっても地味で音も私は今ひとつ好きじゃないです。差し込み式って事はソレックスとファンネルの互換性は無いのか?と思っちゃいますけどソレックス44φ用のファンネルはウェーバー45φに問題なく取り付けられますよ。

01.05.27 さらに蛇足:キャブの入口はスロットル口径より直径で2ミリほど大きくなっています。ウェーバーはそこにファンネルが差し込まれますので、ファンネル内径はスロットル径とほぼ同じになります。ソレックス用ファンネルは内径がキャブの径よりちょっとだけ大きいわけですね。何用か分からないファンネルの径を測って中途半端なサイズに悩む人が多いようなので...

ベンチュリーとファンネルを組み込んだところです。インナーベンチュリーはジェット機の尾翼をイメージしたカミソリエッジ(笑)。
ファンネル取り付けのネジは(50φはスタッドではありません)メンテナンスのしやすさを考えてあらかじめステンのキャップボルトに交換しておきます。フロートの蓋も同様にキャップボルトを使用します。固着してしまうとドライバーで回すネジは舐めやすいですからね。

おまけで44φショートファンネルもご紹介。
44だったらやっぱりショートカールが格好良いでしょ。音もグッときまっせ。

以上、キャブフェチのオカルト自慢でした(笑)。

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