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ポート形状の検討と変更

今使用しているより短いインマニを手に入れました。
先日の寒河江のイベントで、暇つぶしがてら一日中磨いてました(笑)。


ポートと同じようにシリコンで型を取ってみました。
キャブからポートまでスムーズに細くなっています。


外側から見ると下の方の曲がりがちょっとキツイように見えます。


二股部分の曲がりは外から見るより少ない感じ。


上から入って横に排気します。外から見るとつい黄色矢印部分を削りたくなりますが。インテークポートとのつながりを見ると、削ってはいけないことが分かります。ポートと合わせて削るとまっすぐにはなりますが、太さに緩急がついてしまいます。


へこんでいる(矢印)のはバルブガイド部分。
鋳肌も綺麗ですし、ほんとどうしたら良くなるのか分かりませんが、唯一このガイド周りは削って改善する余地がありそうです。


リューターで削り込んでみました。バルブガイドが露出してきますので耐久性は低くなる方向ですが、そんなに問題ないはず。入り口の出っ張りの向こう側にはバルブスプリングシートがあります、多分大丈夫なのですが無理して貫通しても困るのでほとんど削らないでおきました。
この程度でもポートの一番狭い部分が多少なり広げられたわけで、きっと効果はあるはず。


このヘッドの型番、040 101 375 13と読めます。
大きく79と書かれています。


相方、040 101 375 13。
こちらは77ですがポートの形状は同じです。
ちょっと調べてみたらこの品番はBrazilian aftermarket製品らしいです。


別の在庫ヘッドのポートを覗いてみると形状が違っていました。ガイド周りの肉が無く、初めから良い形をしています。
燃焼室形状も異なっており、外周にリング状の出っ張りがあります。


このヘッドの型番は043 101 375 A。from Mexicoらしい。
参考記事:Building a Reliable and Powerful Street Engine III Cal-Look_com


もう一つ在庫があって、こちらは311 101 375。1600cc用?


311 101 375のポートは普通の形。
043から始まるポートだけ良い形ですが、燃焼室形状が異なることと、冷却フィンが欠けている事から採用せず。予定通り、ポートを削った040 101 375 13を使います。


燃焼室側からは一切いじっていません。面倒なので磨きも無し。
ロードスターのポートにしても、気合入れて削るのは二股部分とガイド周りだけ。他はいじるほどにおかしな形状になるのです。bugの場合、分岐が無いのでポート形状はとてもシンプル。やるならアルゴン盛りつつ大幅にいじるしかない感じで、素人が手を出せる部分はあまり無かったです。






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