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縁石切り下げ・インター敷設

外構工事が全て終わった、現在の様子です。


広い歩道と街路樹があるのと、あまり派手な造りの家が無く端正な印象の通りなのが気に入っています。
その街並みと調和しない家や外構は嫌でした。元々地味な家でしたが、塀が無くなり道路から3メーター引っ込んだためさらに控えめな印象になりました。


玄関や駐車スペースなど間口となる部分は、市役所に申請して歩道の縁石を低いタイプにすることが出来ます。
もちろん札幌市がつけた縁石や舗装を破壊するわけなのでその費用は自分で出さなくてはいけませんけど。


うちの場合、家の前面がまるごと駐車スペースなので全部低くさせてくれ、と言ったのですが流石に認可されませんでした(^^; 縁石は歩行者を守るためにあります。広すぎる入り口は車が勢い良く入ってきて事故に繋がりかねないためです。


一般家庭の前は7本までしか縁石の低下が認められないそうです。
ただ、地域によっても違うみたいで、別の住宅地では5本しか下げられなかったとか。


一箇所だけぽこっと盛り上がってしまいましたが、まあ十分でしょう。
縁石の付け方一つでも施工業者によって差が出ます。うちの場合は分かってる業者に依頼してるので非常にスムーズに車道と繋がってます。


駐車スペースはインターロッキングを敷設します。
左官砂をスコップで入れていきます。


転圧。後々インターがガタつかないようガッツリやります。


その後インターパイプで決めた床の高さまで左官砂を足して均していきます。
簡単に見えますが、実は経験がモノを言う重要かつ難しい作業。プロと素人で大きく差が出る部分です。


以前に触れたように、この土間は一枚の面で構成されているわけではありません。
ガレージ土間と玄関前は水平(レベルって言うみたい)、芝生の前は玄関からガレージに向かって上っています。
そして歩道側は一定勾配で上り。


新たに作った塀部分とガレージ土間の角は直角が出ているため、そこからインター敷設を開始。
模様が入った可愛らしいインターは好きではないので、色目の無い男っぽいものを選びました。
洗い出し平板ってやつ。地味なくせにすげー高いのコイツ。
ただ置いているだけに見えますが、勾配が変わるところで突き合わせたインター同士が競って欠けたり、逆に合わせ目が開いてしまったりするため、上手く調整してやら無いといけません。
しかも50センチ角のデカいインターなのでごまかしが利かずより難易度が上がります。

芝の手前の民地石を良く見ると、ガレージ側ではほとんど顔が出てないのに玄関側では大きく飛び出している事がわかります。それだけ勾配が付いているということ。前述のようにガレージと玄関階段前はレベルです。
この折り合いをつけるのはとても難しく、だから左官砂の敷き均しの技術が重要になるのです。

歩道との間にはグラインダーで切ったインターを入れます。この切り物の仕上がりもインターの見栄えを左右する部分です。


これから舗装をやるらしく、それ用の靴に履き替え中。
切ってる様子が面白くてしばらく眺めていたのですが、粛々と作業が進んでいました。
玄関階段周りや、直角が出てない既存塀周りなど、複雑な形状の切り物もたくさんあったのですが、失敗は一つも無し。普通はミスを見込んで少し多めにインターを発注するのですがギリギリの枚数しか仕入れておらず、実際残ったのは1枚だけ。この材料量の拾い出しもけして簡単ではなく、これも技術です。失敗したり余った材もちゃーんとお客に請求されるわけですしね。
現場もいつも整然としており、その辺もプロの仕事だなあと感心してました。


舗装完了。なだらかになだらかに仕上げてくれました。これならシャコタン君も引っかからないですね。
それにしても間口ひろー。


ぴしーっと通った目地。実に気持ちが良いです。
街中の歩道でも見かける洗い出し平板ですが、大体1センチ程度の目地が取られてコンクリートが入っている事が多いです。
目地を入れて固定してしまうとインターを部分的に交換することが出来なくなりますし、何より見た目に締まりが無いです。


新設された階段部分。ここも切り物なので手間が掛かりますがその分、出来上がってみるとカチリと締まった雰囲気が出ます。
元からある階段のグダグダ具合とは大違い(笑)。

既存塀の裏の荒さもこれはこれでまあイイ感じ。

実は今回の外構を施工したのは弟のkeigo。
見事な仕事で色々な意味で嬉しくなりました。





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