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テーブル

一軒家に住む魅力のひとつに家具を楽しめること、があると思います。


リビング用のテーブルの天板です。
一枚ものの無垢板ですがオークション購入なので格安。
キハダ、という樹種で、その名の通り黄色味を帯びています。広葉樹ですが成長が早いみたいで、この大きさで22年生。
オービタルサンダーで滑らかにした後、柿渋で着色と表面保護を行いました。テーブルなのでニス仕上げのが合目的なのですが、乾燥が不十分なフレッシュ材のため呼吸を止めてしまうのも可哀想なので。


いわゆる「耳つき」。この手の板は耳が付いている方が値が張ります。キハダの場合、樹皮が染料に用いられるくらい黄色味が強いです。
その特徴を消し去ってしまうのもさびしいなと、耳部分は柿渋を塗らずにおきました。


柿渋が乾いたらさらにユーロを塗布。
耳部分も含め2度塗りします。結構表情が変わるんですよね。


二股になってます。
眺めていて退屈しない形。


芯に近い部分なので、反りに対して有利です。


カラーボックスに載せて完成。
右に写っているのが今まで使っていたツーバイ材の天板。倍くらいの長さになり幅も広くなりました。


二階和室の広縁部分、ナイトキャップの洋酒を飲むスペースとして使っています。
そこに置く細長いテーブルを探していました。
ためしに手持ちのテーブルをあれこれ置いて使ってみて、どの程度の大きさのが必要か検討してみたところ、奥行きは50センチ程度でOK、長さは最低でも85センチ、出来たら120センチ欲しいところ。
それと、4本脚は邪魔でだめ。
センター1本脚が良いのですが・・・どう考えてもひっくり返りますね。

重量があって安定し、かつ膝がぶつからない脚がついたテーブル・・・と探していたら、見つかったのはミシンでした(笑)。


どうですか、このディティール。
これは昭和30年代の品で、お袋にきいたらミシンは現金でポンと買うものではなく、毎月販売店にコツコツ積み立てして購入するものだったそうです。


ミッドセンチュリーの名作椅子のリプロダクトと合わせていい感じになりました。
ここも床板は足場板です、今のところ仕上げ無しでドライな質感のまま。
冬に向けてここで飲む機会が増えそうなので汚す前にユーロ仕上げしておいたほうが良いかも。
寝室側と緩やかに区切っている建具の塗装も中途半端なままだし。壁紙を剥がしたままでざっくりしすぎている壁もやらなきゃなー。





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