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ガレージ内外壁

無事に上棟まで終わっていたガレージ。


12月10日に壁が付きました。
OSB合板をコーススレッドで骨組みに固定。今時よくある工法です。
筋交いを入れない代わりに壁面を躯体の一部とするので耐震強度が一気に上がります。
ただ。一度大きな揺れを食らって、コーススレッドとOSB合板の間にちょっとでも隙間が出来たら。計算で出した耐震強度はもはや机上の空論。
そして外壁下地材を兼ねているOSB合板の張替えは非現実的。
なのでこの工法がベストだとは思わないのですけど、平屋なのでOKとしました。ガレージの場合、断熱を入れないので壁厚み分を収納として利用できるため、筋交いがあると邪魔臭いのは確かですし。


仕口で繋がっている土台と柱、さらに金物で抜け止め補強されました。


こんなの。
耐震強度を上げるために生み出されたモノ。
こんな小さな金物も建築確認を申請した際の設計図に書き込まれています。


現場の雰囲気。
入り口に吊るされたビニール、天井の灯り。これだけでガレージの雰囲気が一変しました。


もうちゃんと室内。ジェットヒーター焚いてて暖かいし。
嬉しくて嬉しくて。


タイベックシートで巻き巻き。ガレージのが母屋より贅沢な材料使ってます。


継ぎ足した基礎も乾いて色目が揃ってきました(^^
僕がミスってチッパーの刃を当ててしまい崩れてしまった角(面木で作った溝の左下)、枠屋さんが気を遣って手練りのコンクリで埋めてくれました。


ビニールの上にはシャッターの設計図が。
見ての通りのオーバースライダー。
理由?そりゃ格好いいからです(笑)。他の選択は全く考えませんでした。


建物のサイズがでかすぎて、天井貼らないと建築基準法に違反するんですって。
火の気の無いガレージなのに(驚)。
仕方なく軽量鉄骨に天井下地を渡して石膏ボードを固定してもらいました。余計な材料費が。
天井高についてはこのままでOKで、いずれ丈夫な梁を渡して床を張って小屋裏収納をつくるつもりでした。


角には軽量鉄骨と木材の梁を繋ぐ火打ち材が。
これも今時らしく味気ない金物です。


この壁の向こうはリビングの吐き出し窓に面した中庭です。
BBQ道具を出し入れするのと、通気を取るための窓を設置しました。
太陽の光は不必要なのでガラスではなく板。


シャッターの脇にもう一つ窓。斜めに通気出来るようにして夏場に備えます。
天井から灯り用の配線が垂れています、この位置はFire Roadster氏の自宅を拝見しに行った折にアドバイスいただいたもの。
「普通に大工に照明をつけてもらうとちょうど車の真上に取り付けてしまう」本当にその通りで、気づいて慌てて修正してもらいました(笑)。
作業する際に手元に影が出来ちゃわないよう、両側から照らすようにしたいんですよね。




一週間後、外壁が付きました。
外壁の色も見た目優先。夏場に暑いんでしょうけど、知ったこっちゃねー。
一番黒っぽいのを選びました。
どれだけ性能が優れていたとしても格好悪いのは嫌い。

bug入れてみると、作業するのに十分な広さがありそうですが、外観は思ったより小さいなー。
やっぱり建物って外壁が付くと一回り小さく見えるんですね。基礎の時が一番小さくて、棟が上がった骨組み状態の時が一番大きい。


でも、12月19日にシャッターが付いたらまたちょっと大きく見えてきました(笑)。
シャッターの高さを低くしたので幅広に見えます。


普段乗る車じゃないため電動シャッターは不要。手動の取っ手がまたかっこよくてお気に入り。


シャッター高を低く低くしたのは見た目の他にもう一つ理由がありまして。
オーバースライダーの最大の欠点はシャッターを上げた時に天井高が低くなること。10センチシャッター高を上げると、天井が20センチ余計に覆われます。
割り切ってギリギリ低くしたので(弟keigoの足車ステラのルーフでクリアランスが5センチ程度)、オーバースライダー上げた状態でも天井の大部分が見えてます。照明や作業、収納にあまり影響ありません。





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