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1951 ピストンリング交換

さて、MSハイコンプエンジンもほぼ組みあがったことですし、本命の1951の組みなおしを行います。


こちらMSハイコンプ。
使う予定無し(笑)。


組みあがった当初からオイル選択を間違うとブローバイが大量に出るマーレーピストンの1951。昨年の夏にハイランドを走行した際、とうとう限界が来たようでオイルセパレーターをつけててもケツから大量の水を吐き出してしまいました。


ちょっと前にヘッドまでは降ろしてありました。
クロスハッチの状態を確認し、問題が無いのでピストンリング交換で復活を試みることにしました。


吊り出し完了。


特記無し。


ちょっと顔出し(笑)。


一応拭き掃除してみたり。


1951ver.2〜3で使ったヘッド。
面研2mm強、タイプRスキッシュ。ガスケット追加で圧縮調整。
このヘッドは今回は使用せず、1974=1951ver.1ヘッドを使用します。面研無しで圧縮低め、いずれカム開度を落とすことを視野に入れての選択。


やっぱりMSハイコンプよりずっとカッコイイですね。
重量合わせの際に書いたマーカーの文字がまだ残ってました。


子メタルの状態。
イイ状態です。純正コンロッドでこの当たりはなかなか無いような。キャリロの当たりみたい。
クリアランス管理・オイル管理の賜物?
でも流石に鏡面仕上げは消えてますね。


マルハモータースから単品で購入できたピストンリング。
箱に貼られたラベルを見ると「まーれー いん ぶらじる」って書いてありました。ブラジルマーレー・・・。
それってワーゲンの世界だとシリンダー付きで4万以下で売ってるやつじゃねーのん?


寿命を全うされたピストンリングさん。
右がトップリング、左がセカンド。刻印があるのが上側。
ピストンリングエキスパンダーで拡げた感触は純正リングより柔らかいです。たしかマーレーのリングは薄いはず。


断面。
左がトップリング。切り欠きは無し。
シリンダーとの当たり面はバレル、最初から当たりが出てる形状な訳ですね。
潤滑性・シール性にプラスに働きます。

右がセカンドリング、切り欠きが有る側が下面。
BPの純正ピストンもそうですがトップリングで内側の上角落としは良く見られます。ですが、マーレーのこの切り欠きは全然意味が違う。
マーレーと純正のピストンリングとでは、シール性において重要視している工程が全く異なる気がしますね。


フライホイール・クラッチが付いたままでのピストン脱着なので、ブロックは横倒しとなりちょっと作業しにくいです。この形での作業は久しぶり、何だか懐かしい(^^)。


MBSP。バッフルと違ってごっついなー。


ちょいちょいと組み終わりました。
クランク回してみるとちょっと重くなってましたね(^^)。
いい手ごたえです。


弟keigoが手伝ってくれていました。9月には2台で十勝行くぞ!
せっかくカメラマンがいるのでパン貼りの写真撮ってもらいました。なかなか撮れない絵です。


ヘッドが1974〜1951ver.1時代のに戻るので、ヘッドガスケットもver.2〜3時代のから1枚減らして元の枚数に。カッパースプレーを吹いて密着性を上げます。このスプレーを使ってから冷却水の濁りはなくなりました。ちゃんとシール性向上に役立ってます。


今日はエンジン搭載とおおよその補機類の組み付けまで。
仮の小汚いヘッドカバーがイケて無いですな。

バルタイの取り直し等を行ってから近々火入れです。





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