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外装構造変更

単に外壁を張り替えるだけでなく、1年住んでみて分かった不便な点をいくつか改善するために、構造もちょっといじるつもりです。



道路に面した、我が家のファサード。
こちらが西になるため、夕陽に炙られて夏場は結構暑いんです。二階は荷物部屋なので良いのですが、一階の和室が暑いのは困りもの。ひさしをつけてもらうことにしました。
ただ、元が勾配屋根なので、そのままひさしだけ付け足すとどうにも格好悪いのです。


大工さんが知恵をひねってくれました。
元々あまり見られることを意識してないようなそっけない外観でしたが、少し変化がつけられるはずです。


予定通り煙突はカット。


屋根板金は継ぎ足しではなく、きちんと上から全部張り替えました。後ほど全面を塗装し直す予定です。
これで雪がすとんと落ちてくれると良いなあ。
昨シーズンの冬は雪庇が1メートルほど張り出してしまい、二階の窓から突っついて落とす羽目になりましたので(^^;;;


有孔のケイカル板の軒天井が付いていたのですが、全部撤去してもらいました。
古い家なので野地板は合板ではなく無垢板が使われています。
これをそのまま現しで仕上げとします。
ラスモルタル仕上げの下地の壁板が見えます。元の壁板と野地板の突合せはピッタリではなく、壁板が屋根の勾配に沿って階段状になってます、その奥に内側から施工した石膏ボードが覗いています。石膏ボードの向こう側には屋根に吹き付けた発泡系断熱材があります。
外壁と石膏ボードの間に断熱のウールを入れることに。
新しい材は外壁を付ける為の下地、胴縁です。


塗装が終わった杉板が張られていきます。切り欠いて棟木を器用に逃がしています。杉壁板の隙間に見える赤いのがウールの断熱材。

実は軒下を開放するのも雪庇の対策の一つです。
通常断熱が不十分だと溶けた水が軒先で凍り付いて雪庇が出来るのですが。1週間不在にして、室内が外気温と同じなのにも関わらず雪庇が出来ることから、断熱が原因ではなさそうです。そもそも屋根断熱は発泡系断熱材でキッチリやりなおしてますし。
日差しによって中途半端に軒が暖まり、溶けた雪が夜間に凍りついて雪庇の原因になってるのでは、と。


結構高さがあって写真撮ってるだけでもちょっと怖いんですよね(^^;;;
こんなところで作業したくないです、無事に全部リボス塗り終わってよかった〜(ハニーが手伝ってくれました)。
ちなみに軒天井を現しにすると、隣家の火事からのもらい火に対して弱くなります。外壁材についても防火上の規制があり、札幌市では、都市計画区域全域を建築基準法第22条区域に指定していますが、内側のラスモル壁が防火構造なので、その上に可燃の木材を表面材として貼っても性能を損なわないと判断されます。


余談ですが、先週リボスを塗るためにブルーシートを敷いたら。蒸れたらしくて芝が枯れ込んでしまいました。復活の兆しは見えるので気長に育てます・・・(T-T)。


今回壁を張り替えるのは庭のある南面と、道路に面した西面のみ。
北面と東面は以前のサイディングのままで、色だけ杉板に合わせて塗装する予定です。
しかしこちら側も軒天は撤去しますので、サイディングを上に延長する必要があります。南と西で不要になったサイディングを生け捕って再利用してもらいました。


玄関天井も構造が現しに。
古い棟木や野地板、垂木と、張り替えた杉壁とのバランスばっちりです。
玄関フードと屋根の間に大きな隙間が出来てしまいましたので、こちらも造作してもらわないとです。


出窓を撤去。
ガレージをギリギリまで大きくしたために、出窓が邪魔になり庭へ通り抜けられなくなってましたが、これで解決です。
タイベックシートで水対策されています。


内側から見たところ。無垢板で塞がれています。


ウール断熱を入れてから石膏ボードで塞がれました。
あー、また漆喰塗らなくちゃ。


がらりと印象が変わりました。
押し縁が付くともっとかっこよくなるはず(^^)。
楽しみです。




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