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銀ドラ エンジンブロー

9月15日にシステムRさんの走行会で、十勝スピードウェイに走りに行きました。


前をNB2の18kさんに引いてもらい数週。さてぼちぼち全開くれますか、と踏んだら半周でエンジンブローしました。
シャリシャリという音が出てパワーダウン。聞いた事ある音だったので即キーオフ、そのまま惰性でコース外へ。ブロックに穴が開いてオイル出てると排気管で燃えてヤバイので消火器もってダッシュして、そぉっとボンネットオープン。幸いブロックは無事でした。
サービスカーに牽引してもらいパドックへ戻り、様子をチェック。
プラグを外す。正常。
ピストン覗く。正常。
クランク回す。ちょっと重たいけど回る。良かった。
クラセンの配線外してセルでクランキング。油圧ねぇ。

ダメだこりゃ。

札幌にいるkeigoに電話。
積載車を手配し(テラさん、お世話になりました。感謝)、迎えに来てもらいました。


サーキットの外まで18kさんに引っ張ってもらいました。


keigoと二人でエンジン摘出。
今年もう3度目のエンジン摘出作業。笑うしか無い。


パン剥いだら金属粉が。でも1951のブローよりは軽症みたい。


原因はまたしてもコイツ。
NB2オイルポンプのトロコイドぶっ壊れてました。
実は銀ドラのエンジンにもアルミクランクプーリー付いてたんですよね。やっぱりダメだ、このパーツ。付けてる人、すぐノーマルに戻しましょう。



1951がブローした時とは違いすぐにエンジンオフできたため、クランクはロックしておらずコンロッドも変色こそしているものの変形は無し。マルハのI断面、もしかしたら使えるかも?


親メタルは再使用可能。
トロコイド粉の刺さりもごく僅か。


小端部のメタルはお亡くなり。クランクは残念ながら使えません。


ブロックにはブローの影響は無し。ただクロスハッチの状況があまり芳しくなく、ピストンがあぐり君φ86.5でこれ以上ボアを大きく出来ないため、このブロックはもう使えません。
組んでからの走行距離は1万に満たないと思うのですが、ボアクリアランスが10/100くらいだった事と、トップが重たくスカートが短い形状のピストンだったためと思われます。

ボアクリアランスが広いのは特殊な事情がありまして。ピストントップのアルマイト加工を依頼した際、なんと加工屋のミスでピストン全面にアルマイトを掛けられ、尚且つその状態でボーリングを施工されてしまったという。そのままではスカートの表面強度が上がりすぎてシリンダーを齧ってしまうので、ドラさんが泣く泣くスカート部のアルマイトをペーパーで落とした結果、クリアランスが無駄に広がってしまったのでした。
ちなみに問題の加工屋は「ナプレック」。他にも、ピストンに気筒番号振られてなかったり、ダミーヘッド使用加工で依頼してるのに、シリンダーの加工精度が異様に低かったり。散々だったらしいです。
待たせた挙句の低レベルな仕事。プロ相手だとそこそこらしいですけどネ。





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