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4AG 92後期ピストン

大将から譲り受けたエンジンは、かつてタツミムックで紹介された92後期ピストン流用の1722cc仕様。


92後期ビストン。
ピストントップを洗った際に流れたカーボンが付いたせいで汚く見えますが、当たり方は綺麗。特にインテーク側(右から二番目)の摺動痕はちょっとだけで、マツダB型の純正ピストンだとこうは行かないなーって感じ。エキゾースト側(右端)はインテーク側よりはやや強めに擦れていますが、特に気にならないレベル。


オイルリング下とスカート下端が強めに当たっていますが綺麗でしょ。
4AGは86〜92前期までと92後期以降でピストンピン径が異なっており、ロードスターのコンロッド小端部にそのままフィットするのは92後期以降のもの。92後期ピストンは棚落ちが多発することで知られており、物の当たり外れってよりは単純な強度不足が原因みたい。圧縮を上げると落ちるみたいです。
このエンジンはボアアップされて以降、5万キロ以上は走っているはず。
ここまで無事だったってことは強度的な不安は逆に少なくなります。


こちらは田畑さんから譲ってもらったエンジンから出てきたB6のノーマルピストン。調子よく回っていたエンジンだそうですが。IN、EXともリングから1.5センチ下で強く当たり、スカート下端も擦れてます。これを再使用するのはちょっとためらうかも。それでもBPノーマルピストンよりは良い当たり方ですね。


中華精密秤にて重量あわせ。最大1gのズレがあったので(よりによって一個だけ軽い罠)鋳型の目とピンボスを削って重量合わせしました。ピストントップのフロントマーク(丸ぽち)は好きでないので全てのピストンのを削り落とし。
重量=324.8±0g(ピストンピン・サークリップ含まず)になりました。





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