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AIR RIDE Project ショックロアマウント移設

現状だと9キロ入れても車高アップは55mm程度。さらに車高を下げたので、55mmのアップではライドハイトが足りません。さらに目一杯車高を下げた際にショックが突っ張ってしまうのでその対策も必要です。


二つの問題を同時に解決する方法がコイツ。
ビームに溶接したフラットバーと同時に購入した平鋼65mm×6mm、長さ100cmです。
さすがに9mm厚のフラットバーでこの加工をする根性はなかった(^^;;


実はボール盤を持っていませんでした。いつもハンドドリルで頑張っていたのです。今回メリーさんトコでボール盤を初めて使って、その便利さに吃驚。ハンドドリルみたいに刃が逃げないので、隣の穴と繋がっても平気なんですね、ちゃんと雪だるまみたいな形で穴が開く。
静かだし力も要らないし粛々と作業が進んでいきます。
中古で良いからこれも買おう。


こういう具合にロアアームに取り付けるのです。


Airkewldからはこんな形のキットが出ているのですけど、力の入る向きを考えると僕の方法のが正しいと思います。Airkewldのだと溶接部に力が掛かっちゃいますから。


この厚さならフラットバーがたわむことも無さそうです。


元のマウントボルトが通る穴は楕円に角を削っておく必要があります、じゃないと取り付け不可能。
理由は一つ上の写真をよーく眺めると分かります。


ちなみにロアマウントに固着していたカラーは炙ってやったら簡単に剥がれました。


新たにショックを取り付ける位置に12.5mmの穴を開けた後、メリーさんに溶接してもらいました。
元のショックマウントは要らないっちゃ要らないのですけど、あっても邪魔にならないので残しました。
残す場合は最大にアームが下がった際に新しい位置に取り付けたショックと干渉しないかを確認した方が良いです。


なんというか。アザラシ?オットセイ?アシカ?
いずれにしても可愛らしい。


ショック取り付け位置は後方かつ下方にオフセットしています。
これで二つの問題を同時に解決できたわけですね。


結構レバー比が変わったのが分かりますね。
より車高の上げ幅が大きくなります。


いや〜、なかなかに時間掛かりました(^^;:;

ちなみに。レバー比変更でサスレートはどうなるか考えてみます。


ややこしくなるのでエアサスのみで車重を全て受けると仮定して、レバー比とサスレートの関係を考えてみます。
同じ車高にセットする=1G沈み込み量を同じにする=ホイールセンターレートが同じ、ということですから、同じ車高にセットするならばレバー比はホイールセンターレートに影響しません。つまりレバー比を変えても乗り心地は変わらないという事。

ただし同じ車高にセットした際のエア圧は変わります、低いエア圧で同じ車高に出来る→エア圧を上げることでさらに車高を上げる事が可能になります。

ウチのbugの場合、トーションバーが生きていますから車高を上げていくにつれてトーションバーの仕事量が減っていきます。トーションバーのレートよりもエアサスのレートの方が明らかに高いため、エアサスの仕事量が増えるほど、乗り心地は堅くなります。加えて前述のレバー比変更で可能になったさらなる車高アップを行う=エア圧を上げる、ですのでさらにホイールセンターレートがあがる事になります。

乗り心地を柔らかくしたいのであれば、エアショックのピストン径を大きくし、低いエア圧=サスレートでも大きな荷重を受けられるようにするしかないのです。レバー比変更は乗り心地に寄与しません。
レバー比変更で得られるのは揚幅の拡大のみです。
そしてライドハイトも極力下げたい僕にとってはハイレートのサスは大歓迎で、そういう意味ではMonroeより直径の小さいGabrielを選択したのは正解でした。




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