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EMPI 5 spoke 復活

このbug sideはEMPI 5 spokeの記事から始まりました。
何しろbug本体よりも先に届いていたんですから(笑)。


フロントをCBのドロップスピンドル+ディスクブレーキへ変更した結果、強制的にポルシェピッチになったために使えなくなってしまっていたEMPI5スポ。あまりにも定番過ぎて最近は底値でも引き取り手が居ないホイールですが、今でも大好きなのです。
ビームをナローしたのでアダプターの厚みがあっても収める事ができるはず、そう思ってKUROさんにお願いしてBOSSが作成したアダプターを買わせていただきました。ebayに出品されている同種のアダプターは205側も14mmボルト用になっていて、それだとEMPIの専用ボルトナットを使用できません。
このアダプターの130側はポルシェサイズの14mmかつ球面の座面。205側は12mmで、さらに純正ドラム同様に奥に向かって穏やかにテーパリングされています。しかもリーズナブル。間に入ってくれたKUROさんに感謝です。


こうなります。
金色なのは錆防止の機械油のせい。鉄製で厚さは8.5mm。
205側のスレッドは頻繁にボルトを抜き差ししていると痛んでしまう可能性があるそうで。EMPIの場合はスタッドなのでもう外すことが無いのも好都合です。穴無しの'65用純正ホイールも持ってたりするので、それも使ってみたいなというスケベ心もあったりしますけど。


キャリパーと干渉してしまうので8mmのスペーサーを挟んでいます。


EMPI用のスタッドボルトが裏に少し飛び出していますが、これもギリギリでかわせています。


合計16.5mm出っ張る事に。さらにFUCHSのオフセット+36mmに対してフロント用のEMPIは+21mmですので15mm出ちゃう。全部で31.5mm、結構痛いです。ただ、幅はFUCHSよりEMPIが0.5狭いのでホイール面で見ると6.5mm入って25mm出っ張る事に。ちょうど1インチですね。
片側2インチナローして1インチ戻ると。
行ったり来たり。いったい何してるんだろ(笑)。


スポークの裏側は上手いことえぐれていて、130側のボルトの頭をかわせる形になっていますが、ちょっと干渉してしまいました。


干渉したのはフロント用のRocketの方だけで、リア用のEagleはそのままで大丈夫でした。


干渉するなら削るしかないです。
ホイールの形状的に強度には大して関係ない部分なので遠慮なく削ります。


削るのに使った工具がこちら(笑)。
何とボール盤にフレキシブルシャフトという、とても違和感のある絵。


ヤフオクに札幌から出品されていた純日本製と思われるコイツ。重量が40キロ前後ありまして、それゆえ直接取引きのみ。そして格安5,000円。飛びついてしまったのですけど、後でよく確認したら6mmチャックがついており、超高回転型でしたorz。
懐深いし、モノもとても良いのでオクに再放流するのももったいなくて、プーリーいじって減速しようかと思ったのですけど、元のモーターの回転数自体が高いようで、2段階で減速しないとダメ。
でも逆に考えると10,000も回っちゃうってのは使いようがあります・・・大人しくもう一つ低速型のボール盤を購入することにしたのでした。
でもいきなり役に立つとは思わなかった(笑)。1万回ってると押し付ける力は必要なく、刃にほとんど負担かからずにスパスパ切れていきます。元がボール盤なので作動音も高速ドリルよりずっと静か。


Eagleは大丈夫なのですが、Rocketの方はかつて使用していた際にエアリークがありました。
2週間ほどほっておくと、目で見て分かるくらいにエア圧が落ちてました。おそらくビード部からではなく、ホイール自体のピンホール。クリア塗装が痛んでいたのが原因っぽいです。


カップワイヤは安価なのは良いのですけど、こいつの威力を知ってしまうと使う気がなくなります。


錆取半蔵、仕事がカップワイヤーの5倍は早いです。
カップワイヤーの形じゃないと攻撃できない部分もあるんですけどね。あと、カップワイヤーは高回転のグラインダーで使わないほうが良いです、毛が抜けて辺りに刺さります。
うちのみたいなトルク無くて押し付けると適度に回転数が落ちちゃうグラインダは磨き作業には結構便利だったりします。12,000rpmの威力を知ってしまった今は、切断作業ではもはや安物グラインダーは使いたくないですけど(笑)。


スペアタイヤ用も含めて3本、頑張りました。


ついでにアダプターも一緒に塗装することにして。機械油を丁寧に落とし、サンドブラストとサンドペーパーで足付けしました。


落下式のブラストガン。
ウェットで吹くのは何となくまずいような気もしますけど(水だけ出そう)、吸い上げ式より確実に砂を吐いてくれます。


外側のリムだけマスキングしてプラサフで塗装。


アダプターもプラサフ塗装。
垂れまくったけど気にしない。


やっぱりカッコいい。
左に写ってるのが低速のボール盤。マキタのTB131、安物です。右のと大きさがまるっきり違います。
どちらのボール盤もキャビネット天板にボルト留めして転倒防止してあります。


まだタイヤを買ってないのですけど、辛抱溜まらず仮ハメハメしてみます(KUROさん風)。
ホイールの面の位置的には2インチナロービーム+ドラムな雰囲気です。
でも奥に覗いているのはディスク。このホイールだと結構ブレーキシステムがはっきり見えます。
見るやつが見れば手間が掛かってるのが分かりますけど、知らなきゃなんてこと無いアピアランス(笑)。それで良いのです。

# 後日談
何と、エア漏れ止りませんでしたorz。
原因は バ ル ブ 。おーい(^^;
無駄な作業したかも知れません。楽しかったから良いですけど(笑)。





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