10月21日(日)

仮組みの続きを報告しましょう。

仮組みといえば..やっぱりキモはこれでしょ、V−P間測定。
おさらいします。ピストン=戸田レーシング85φ(ビックバルブ対応リセス)です。 リセス深さはノーマルより浅く、IN=0.4、EX=0.8、径方向に拡大されていて、外にIN+1.5、EX+1.6広くなっています。コンプレッションハイトは30.6。面研量は1.77mmでガスケットはノーマルより0.1mm薄いマツダスピードN2用です。カムシャフトは戸田レーシング288度×2 バルブリフト量=9mmです。バルブはSTD、シートカットによりセット高さが若干追い込まれています。現状ではシムがリフターに入っていないため、タペットクリアランスが広くIN0.7+、EX0.45+です(爆)。

当るのか当らないのか?
当たる訳無いじゃん、って思っているので、もし当った日には...巨大ショックです(笑)。

組んで行きます。

もったいないので本番用より0.1mm厚いノーマルガスケットを使用して組みます。写真はピストンの上死点を出しているところです。にゃじさんに頼んだプーリーが綺麗、です。カム山も光り輝いてます。カムを載せるホルダーも、キャップも、みんな輝いています。必要な部分にはオイルを差して丁寧に組んでいきます。組みは本当に楽しいですね。

ちなみに新品を使用する予定の物を除く全てのボルトとボルト穴に、タップとダイスを入れてあります。ボルトがするするとねじ込まれていくスムーズな締結は、はっきり言って「快感」です。もちろん狙いはネジ部でのフリクションを減らし、締結力を安定させる事です。
って言葉にすると簡単なのですけど、実際やっているときは脳が猿人並になります(笑)。一杯あるもん>ボルト。

1回目、とりあえずバルタイを98-99で取って回したのがこれ。中古ガスケットの汚い汚れとオイルがブロックに移ってしまってちょっと悲しい。

面研を行うとリセス位置は外にずれるため、深さ方向よりもまず外側方向に厳しくなります。
リセスを弄って角を落としてしまっているので分かりにくいですが、とりあえずどこも当たってはいません。深さ方向はIN、EX共4.5〜5mmくらい余裕がありますので楽勝です。外側方向はバルブ位置がリセスの角の高さのため分かりにくいです。バルブがリセスに潜ってくれると分かりやすいのですが...

とりあえずスッキリと回ってくれたので、よりシビアにテストします。
タペットクリアランスをほぼゼロとし、バルタイをベルトを1山ずらすことで変化させます。当然オーバーラップを増やす方向に動かす訳です。カムプーリーの歯数は46Tですから、一山当りは
360/46=7.826...度、です。
カム2回転でクランク1回転ですから、クランク角で言うと倍の15.652...度、です。

つまりバルタイは82.4-83.4という非現実的な数値になったことになります。
もし288から304にカムを上げた場合、その差は16度。左右対称プロフィールとすると開きと閉じがそれぞれ8度ずれます。このテストでOKなら304もいけると考えても良いでしょう(但しバルタイは100度弱として)。

見事にリセスを使い切ってます。
リセスの最低限の余裕は横方向に1ミリ、上下方向に2ミリ、と考えてますので、さらにガスケット分の0.1ミリを見込んでギリギリセーフって所です。オーバーラップ位置でのバルブリフト量が分からないのでなんとも言えませんが、9ミリリフトで助かったのかもしれません。これが10.5リフトだと...ううむ。
横方向へのリセス拡大加工は比較的楽ですが、深さを掘るのは手作業ではちょっと難しいですし、強度、トップランドの熱変形などを考えてあるはずのピストンの設計を弄ることになりますので、できればやりたくないのが本音です。

 

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