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グローヒーター交換

前の冬からどうもエンジンの掛かりがいまいちで、グローが逝かれているっぽいなーと思いながらだましだまし乗っていたのですけど。今シーズンさらに悪化、ちゃんと直すことにしました。


エンジンルーム全景。


ずずーっと寄ってみます。赤で囲んだのがグローヒーター。


レールを外すのに邪魔になる、EGRソレノイドバルブを12mmボルト2本を外して少しずらした後、グローの頭の8mmを緩めるとレールが外れます。
この小さな8mmを落っことさないかハラハラしました(^^;;


グローヒーター本体は12mmのディープで外します。グローの先は燃焼室に突き出しているのでカーボンが付着しており、時に中折れすることもあるらしく・・・そうなると悲劇です。
左上のカプラー2つとホースがたくさん繋がっているのがEGRソレノイドバルブ。完全に取り外さなくてもグローヒーターのレールは外れます。


幸いウチのは素直に外れてくれました。でもギギーって音を立てながら抜けてくるのでドキドキしましたわ。ねじ山はテーパーなのである程度ネジこんでお仕舞い、根元までは入りません。


抵抗値を測ってみますと、完全に切れています。4本中2本がアウト。
多分、昨シーズン1本切れて、今シーズンにもう1本切れたんでしょうね。


こちら新品。測定値はテスター端子の触れ方で変わるので参考程度に。常温で0.8Ωが標準値です。


古いのも2本は0.9と0.8を示しました。一応予備として取っておこう。


レールも交換。古い方はビニールの被覆がついていたのですが、新しいのには無し。コストダウンされていますねぇ。


ついでに燃料フィルターの水抜きもやっておくことに。


これが燃料フィルター。
燃料ホースが2本繋がっているのと、


底に配線が繋がっています。
この配線が繋がっている白いキャップを回すと赤丸部分から液体が出てきます。本来はチューブが繋がっていないといけないのかもしれない。
最初は水、すぐに軽油の匂いに変わりますので、そしたら締めると。こぼれた液体をふき取ってブレーキクリーナーで清掃して完了。エアは噛まなかったようでエンジンは一発始動しました。
これで安心、もうちょっと頑張ってもらえそうです。


2016.12月追記

気温が0度を割り込むようになると、始動直後に吹けない、という現象が発生。始動自体は一発始動。
何が原因だろう・・・といろいろ聞きまわったのですが。
始動性が悪くない場合一般的には、
@アフターグローリレー、アフターグロータイマーの異常
A燃料系の詰まり
が考えられそうでした。前者はマービーにはそもそもその機能がないので排除。燃料フィルター周りが怪しいなということに


これが燃料フィルター周りの構成図、一番上がフィルターブロック。これはすでに廃盤で手に入りませんでした。フィルター本体は入手可能でした。交換自体は簡単、終わったら13zA1を少し緩めてそこからエア抜きします。エンジンかかるまでクランキングすればオッケーで、うちのは一発で始動できました。


フィルターを分解してみました。


濾紙の状態を観察、スラッジ的なモノは一切見つからず。フィルターがミクロレベルで目詰まりしてたのでしょうね。寒くなって軽油が硬くなってると通れなくて吹け上がらなかったのかなと。
この後症状は再発せず、マイナス二桁でもすぐに吹けてくれるようになりました。





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