11月3日(土)その弐

ピストン・コンロッドが組み込まれましたので次はブロックの前後と下部を組んでいきます。

精度の必要な所がおおよそ組み上がったのでここからはだいぶ気が楽になります。プラモデルを組み立てるノリでサクサク組んでいきます。オイルポンプがパン前端と接合しますので、まずはオイルポンプからスタートです。横向きのブロックを再度起こして、フライホイール側を下にしてブロックを立てました。今のところまだ重くないから転がすのは楽勝♪ 作業性を優先します。

まずはオイルポンプからスタート。

オイルポンプはパンからストレーナーを介してオイルを吸い上げ、ブロック前面・吸気側に開いたオイル穴に送り出します。パンとの接合は液体ガスケット、ブロックオイル穴との接合はOリングです。当然Oリングは新品に交換します。既にオイルポンプ自体は(一部加工した後)組み上げてあります。組んだのはかなり前ですが、組む際には組み付けグリスを使用しましたのでハウジングとトロコイド間の油膜は保持されているでしょう。オイルポンプの蓋を留めるボルトにはネジロックを塗布しますが蓋には何も塗りません。精度の高い摺り合わせによってオイルの滲出を止めているのでしょう...がバラしたエンジンを見るとオイルが滲んでいました。ちょっと気になりますが、ポンプハウジング内にシールがはみ出した場合の事を考えると、蓋にシール剤を塗ることは出来ません。う〜ん。
ちなみにハウジングから漏れたオイルは、ブロックとポンプの隙間を下に落ちてパンに回収されます。外に漏れないようにハウジングとブロック間はシールします。

B6ではオイルポンプハウジングとブロック間に紙ガスケットが存在しましたが、BPでは無くなっています。オイルポンプ自体が共通部品ですからガスケットも流用できますが、廃止されている物をあえて復活させることも無いので液体ガスケットで組むことにしました。

液体ガスケットを使用する際には取り付ける部品同士を完全に脱脂する必要がありますので、ポンプハウジングとブロックを完全脱脂します。
取り付けに使用するボルトは長さがまちまちですので、あらかじめハウジング単体にボルトを通して、突き出る長さを確認しておきます。オイルポンプの中心からはクランク前端が突き出します。クランクとオイルポンプ間は、オイルポンプハウジングに打ち込まれたゴムのリングによってシールされます。ゴムシールの端がめくれないよう滑りを良くするため、リング内側にほんの少しだけオイルを塗っておきます。

写真は液体シールを乾かしているところで、まだ合わせてないので隙間があります。使ったワコーズのシールは塗った直後より若干乾いてからの方がシール性が上がるタイプらしいので少し時間を置きます。

合わせ位置はノックピンがありますのでキッチリ決まります。取り付けたらブロック下面を上にします。オイルポンプ下面とブロック下面はツライチとなってパンと接合されます。合わせ面にはみ出したシールはパンの座りが悪くならないよう、綺麗に拭き取っておきます。

クランク後端のフライホイール取り付け部とブロック間のシールは、アルミのリングにはまったゴムシールでなされます。このゴムのシール内面にも僅かにオイルを塗っておきます。

続いてMBSPを取り付けます。下敷きになっているのは、私の愛用の品、アストロオリジナルニーパッド。

メインジャーナルキャップと締結される一方、ブロックとパン締結ボルトに共締めされてバッフルプレートも兼ねる構造です。ノーマルのペラペラのバッフルプレートと違って厚みが有ってズシッと重たいです。
んが、これの造りがちょっと荒いです。ボルトの取り付け穴をプレスで抜いてありますが、ブロックと合わせられる面にカエリが出たままで結構な高さのバリが残っています。これではブロックと面で接合されず剛性が設計意図どおりに上がりません。
ボルト穴に大き目のドリルを軽く当てて面を取り、さらにオイルストーンを当てます。単なる鉄板なのでゆがみがありますが少しでも面を出してやります。同様にメインジャーナルキャップに刺さるボルトの座もバリがあって、そのままボルトをねじ込んでも正規トルクが出ないのでここにもオイルストーンを当てます。
余談ですがトルクレンチを云々するより、塗り物を含めた座とネジ山の管理が締結力管理に重要と思っています。プレート型のトルクレンチを使っていて針が逃げるのを見たことがあればきっと分かるはずです。管理をきっちりやれば逃げは出ません。



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