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-週末の楽しみ〜bug SIDE〜3
-週末の楽しみ582エンドプレイ仮測定空冷vwエンジンにはスラストメタルがありません。代わりにフライホイールに一番近い、この輪状のメタルの耳がクランク及びフライホイールと擦れる事でスラスト方向のクリアランスを規制しています。 青がメタル。当然ブロックに固定されています。 フライホイールとクランクウェブの間の距離-メタルの前後長がスラストクリアランス、空冷vwの世界で言うところのエンドプレイです。 なので、メタルの前端からクランクの前端までの距離を測って・・・(9.39mm) フライホイールのクランクが取り付く部分の深さを差し引きすると(8.13mmでした)、必要なシム厚が求められる理屈。 シムはこんな感じで入ります。 原則三枚入れる事になっていて、0.24、0.30、0.32、0.34、0.36、0.38mmと色んな厚みのを組み合わせて求めるクリアランスにします。 三枚まとめて厚みを測定してみると1.13。ということは 9.39mm-8.13mm-1.13mm=0.13mm、が現状のエンドプレイ。 ヘインズを見てみると0.07〜0.13mmが新品の値、0.15mmが摩耗限度値なので・・・ギリギリ。最も厚いシムである0.38mm×3=1.14mmなので既に調整幅のほぼMAXの厚さなのになあ。 仮に0.30mm×4=1.20mmだとエンドプレイ=0.06mmでちょい狭くて怖いし。 まあ、これはあくまでも仮測定なので。 ショートブロックが組みあがった時点で、ダイアルゲージをセットして実際にクランク+フライホイールを前後に動かしてみて、最終的なシム厚を決定することにします。 TOPへ |