カムメタル加工+α

カムメタルは一箇所加工してやらないといけない部分がありました。

カムのフロント側（フライホイール側）にはプラグが付きます。プラグに余計な油圧が掛かってオイル漏れするのを防ぐ目的でケースにはオイルが戻る溝が掘られているのですが、この溝の入口にカムメタルがかぶってしまっています。

グラインダーでちょいちょいと削っておしまい。

これで溝がフルに使えるようになります。
ポンプの油量が多いので、念のためこの辺も気をつかっておきます。

メタルの油穴の淵は初めから面取りされていました。
問題なし。

カムギヤが収まる部屋からメインのオイル溜まりには仕切りがありまして。

このくさび状の隙間からオイルが戻るようになっています。

ここも同様に念のため拡大しておきます。

リリーフバルブの入る竪穴、横穴を拡大加工した後のバリ取りを忘れていました。
マイナスドライバーを突っ込んでコジコジ。試しにピストンを入れてみましたがちゃんとスムーズに動きました（最初引っかかってた、あぶねえ）。

調整式のボルトからオイルが漏れてきてました。
Oリングがついているのですけど、気休めですね。

シリコンシーラントを塗ってねじ込んで、突き出しゼロにセット。回せなくなりましたけど、これ以上上げる方向に回すことはないはず。なら別に普通の蓋でもイイんじゃね？って話ですけど。

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