TOP -週末の楽しみ〜bug SIDE〜3 -週末の楽しみ598

ロッカージオメトリ再考

前回の更新で
0.76mmのシムを抜くと(=1.90mm)7°÷2.28mm×0.76mm=2.33°戻ることになり、
ゼロリフト=80.6°
フルリフト=99.6°
お、これが良さそうです(^^)。
って書いてたんですけど、この値ってしのってしまうメジャリングツールを使ってるので、フルリフト側の角度がちょっと不正確なんですよね。ホントはもう少しだけ数値が大きくなるかも。


ロッカーアームジオメトリを測定する、もう一つの方法を試してみます。
バルブが半分リフトした時点を再現して、その時にバルブの頭とアジャスターの角度を見る方法。
ちなみに、結局CROWERとEngleのどちらのカムを選択したのかというと、Engle。迷って迷って安全サイドに行きました。
Engle_W-120のスペックは、
IN・EXともに1.1:1ロッカーで.バルブリフト=0.435”(11.0mm)、開度294°。なので、カム山で測定するとリフト量は10mmを下回ります。


この10mmを下回っている、というのはこの場合はかなりありがたくて。
というのは10mmを超えるダイヤルゲージは持ってないから。買うと高いし。


ヘッドを外しているのはあるとダイヤルゲージが綺麗にセットできなかったから。
ストロークゼロでダイヤルゲージがほぼ0を指すようにして。


ここで#2気筒のEXバルブがハーフリフトしてます。


ロッカーアームアッシーを1.90mmのシムを挟んで取り付けて見たところ。アジャスター本体とバルブ頭はほぼ平行で、だいたいいい感じに見えます。
ただ、確かにもう少しだけシムが薄くても良いかも。

ただ、これを眺めていてさらなる疑問が浮かんできてしまいました。


リテーナーに差し金を当ててみたところ。


リテーナー上面から伸ばした線が、ロッカーアームシャフト軸の3〜4ミリ位下を通っています。
リテーナー上面からバルブの頭まではEXバルブで0.9mmある分を差し引いて考えても、2〜3mmロッカーアームシャフトが下がらないといけないって事に。

アジャスター本体とバルブ頭が平行になることを優先するのか、それともバルブ頭から伸ばした線がロッカーアームシャフトの中心を通ることを優先するのか、という問題です。


純正ロッカーでスイブルアジャスターを使う上では避けて通れない問題です。
いわゆる象足タイプのアジャスターでも同様、というか象足の方が高さが出るような=余計に問題になるような気がします。


このタイプなら両者が一致するのですが・・・。


これが理想形。
純正ロッカー+スイブルアジャスターではこうは出来ないのです。


アジャスター本体とバルブ頭を平行にするのを優先するってのはこういう状態。
メリットは、バルブ頭とアジャスター間の抵抗=摩耗を少なくできるという事。これは純正の棒状のアジャスターの場合は特に重要になるように思います。
一方でバルブの頭から伸ばした線は、ロッカーアームシャフト芯の下側を通ってしまいます。結果、ロッカーアームがバルブをいわば「横に押す」力が生まれてしまうため、バルブとバルブガイド間の摺動抵抗が増えてしまいます。


これを改善するためにはロッカーアームシャフトを下げ、その分ロッカーアームを上に回転させる事になります。


これで一応バルブが真上から押されている事になり、バルブとバルブガイド間の摺動抵抗は最小限になるはず。
一方で、当然アジャスター本体とバルブ頭はハーフリフトで平行にはなりません。ただ、それって問題あるんでしょうか?バルブとロッカーアーム間の角度変化はスイブルアジャスターにより吸収され、同様にまたプッシュロッドとロッカーアーム間の角度変化もプッシュロッドの頭で吸収されます。首を振る角度の限界を超えない限りはどこの負担も増えません。


考える事はまだあって、バルブのサイドストレスが最大になるのは果たしてどの時点でしょうか?

サイドストレスは・・・
1:バルブの動くスピードが速いほど=ハーフストロークで最大になる?
2:バルブスプリングの荷重が増えるほど=ストローク量が増えるほど増える?


3:バルブガイドからバルブが飛び出している量が多いほど=ストローク量が少ない方が増える?

うーん、考えても拉致があかない。実測データが欲しい・・・。





TOPへ  
 
inserted by FC2 system