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ベルクランク式リンケージ

VWのリンケージって、1641で使っていたクロスバータイプでもそうでしたけど、なんか素直にいかないんですな。
今回はIDAなので、エアクリ台座が無いためクロスバータイプは一般的でないのと、もうちょっと精度の高い方法を取りたくて、ベルクランク式を使ってみる事にしました。

ベルクランクって耳慣れないかも知れませんけど(参考WikipediA)その名のとおり教会なんかのデカいベルに最初に使われだしたやつで、ロープを引っ張る縦の動きを、鐘を叩くハンマーの横の動きに変換する為のクランク。


これが装着した状態なのですけど、ここまで来るのに3日程費やしてます。
出来上がってしまうとなんてこと無いように見えるのですけど、各部を微妙に調整してギリギリ成立させています。


これがベルクランクの本体部分。上下ひっくり返った状態で万力にくわえられてます。
ヤフオクでタダみたいな値段だったので買っておいたもので、どこの製品か不明なのですがあんまり造りは良くありません。
何をしているのか、というと。ネジ穴のピッチが一般的なものでなく適当なボルトが見つけられなかったので、普通のステンキャップボルトを使えるようにタップを切り直しているところ。


こんな具合に固定されます。ケースボルト1本に共締めされ、前後に動かないよう上記のボルトでケースに突っ張るんですね。

余裕があればCSP、もしくはJayCee Enterprisesのが欲しいところ。どちらも軸にはベアリングが仕込まれています。
特にJayCeeのはジェネスタンドと共締めで固定されケースボルトをいじらなくていいことと、見た目のシンプルさが魅力的です。右へ行くロッドが大きく曲がっている点は気になりますが・・・。


JayCeeの写真をかっぱらってきました。ロッドが曲がっている理由が分かりますね。ジェネスタンドをかわさないといけないんですな。それとキャブとの接続部分もあまり角度がつくとピロの許容範囲を超えてしまいます。
動くところを想像してみると分かりますが、ロッドを「押して」バタフライを開きます。
CSPのリンケージシステムも同じです。


うちのがどうなってるかと言うと逆でして、ロッドを「引いて」バタフライを開きます。
どちらが良いのかというと、ロッドが長いためしなりが気になるので「引く」方が良いと思います。


では何故CSPやJayCeeが「押す」方を選択してるかというと、それにもちゃんと理由があって。
1:「引く」だとバタフライレバーが上向きについてしまう=ロッドの上向き角度がきつくなる=ベルクランク側のピロの角度が厳しい。
2:ベルクランク本体を、ワイヤーの左側に位置させる必要がある=左右のロッド長さが大きく異なってしまう=レバー比が異なる(上手く調整しないと左右の開き方が同じにならない)。

ちょっと頭がこんがらかるかも知れませんが、右のキャブへ向かうロッドは必ずベルクランクのファンハウジングに近い側(前側)に接続されます。もし前後が入れ替え出来るならどのキットでも「押す」「引く」両方できるのですが、ジェネスタンドが邪魔なのでベルクランク後ろ側と右側キャブを繋ぐのは不可能なのです。

ちなみにうちの場合、SCATのトールマニを使うため、よりシビアになります。ただ、ヒーターホースは不要なのでその点は楽ですね。


仮合わせしている状態。ジェネスタンドとロッドが干渉しています。バタフライのレバーとピロも擦っていますし、ピロの角度も限界超えてます。


短いタイプのレバーを上向きで使うと、ボルトとアイドルアジャストスクリューの受けが干渉します。


ジェネスタンドをかわすためにベルクランクとの固定高さを下げていくと、ピロの可動範囲を超えてしまいます。


ロッドを直接ベルクランクに繋ぐと、ジェネスタンドはおろかジェネ本体とも干渉する状態。本来はIDF用のリンケージなのでIDA用のトールマニだとこう言う事になっちゃうんですね。


頭が丸いキャップボルトをレバーの裏側から刺し、さらにアジャストスクリューの受け部も必要最小限を削ってやって干渉をかわしました。ピロの可動範囲を稼ぐため暫定でスプリングワッシャーを二枚入れていますが、もう少し直径が小さく高さのあるスペーサーを入れてやるつもり。


左側も同様に。左は特にその他は干渉や角度の問題はありません。


高ナットのピロ側の角を丸く落としてやることでピロの可動範囲を稼ぎました。


ジェネスタンドとの干渉はかわせなかったので、スタンド側を削りました。ジェネのストラップがかけられなくなりますが、その対策はまだ思いつけません・・・もしかしたら単純にストラップを細くするかも知れません。


どういう訳だか、ファンシュラウドから出てくるスロットルワイヤーの角度とベルクランクのワイヤー固定部が一致していません。


1cm強上に穴を開け直さないといけない感じ。
塗装を剥いでいる事でもわかるように、このシュラウドはあちこちやり直すつもりなので後でまとめてやる事にします。


後は実際にエンジンを掛けてみてからですね。
気になるのが上述したロッドの角度の違いによる、レバー比の違い。左右が綺麗にシンクロしてくれないかも知れません。今の状態で後ろから見た場合に左右のロッド角度はほぼ同じ、上から見た場合には右の角度がキツイです。もしも右の開きが遅いようならベルクランクと左側ロッドの間にスペーサーを足して左ロッドの角度を強くすることで改善できるかも知れない、と思っていますがどうでしょうね・・・。


ベルクランクの軸の上下にはスラストワッシャーを入れました。軸にはちょっとガタがあるのですが、上下でクリアランスをギリギリまで詰めてやるとほぼ気にならない範囲になりました。


エンジンの温度上昇に伴ってエンジン全体が広がるため、どうしてもクロスバータイプだと精度が甘くなります。甘いなりに良い所は見つけられるのですけど、ベルクランクタイプの方が理にかなってるかなと思います。





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