TOP
-週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その壱
11月11日(日) ついに積み込みに掛かります。 今回はファイナルウェポン・エンジンクレーンを借り出してきました。いつもの脚立+チェーンブロックと違って車を移動させなくても良いし、位置出しや吊る角度も自由自在ですので楽が出来ます。クラッチがツインプレートのため、メンドラのスプラインを入れる際に普通より気を使います。位置出ししやすいっていうのはとてもありがたいのです。 さらにリーサルウェポン・ズボンプレッサ氏も午後から来てくれることになって、事前準備は万端です。 せっかくクレーンがあるんですから、エンジン・補機系をアッシイで外してしまえば作業も早くて良さそうなモノですが、エンジンスタンドが無いので、外してしまうと堅いボルトを緩めるのがまた大変になります。ここは焦らず気長に一つ一つ外していきます。
バンパー、ストラットタワーバー、アンダーカバー、ラジエター、キャブ、インマニ、タコアシ、オルタネーター、セルモーター、オイルクーラーホース取り出しブロック、エアコンコンプレッサー・テンショナー、点火コイル、各配線・ホース類、ミッションボルト...忘れちゃいけないアース線とオイルレベルゲージ。 ここまで外したところでヘッドカバーを剥ぎヘッドボルトを外しヘッドを剥ぎます。やっとエンジンクレーンの出番です。あらかじめボルト穴を拡大調教してあるハンガーをブロックに取り付け(ヘッドとブロックでは使ってるボルトの径が違うのでそのままではハンガーが付かないのです)クレーンを掛けます。軽く吊ったところでミッションをガレージジャッキで支え、エンジンマウントのボルトをエンジン側もメンバー側も全て外してしまいます。 エンジンミッション間にはカラーがはまってるので少し抵抗があります。前側を僅かに持ち上げる格好でエンジンを吊りだしてやると、スムーズに離れてくれます。 吊りだしたエンジンからクラッチを外し、フライホイールを清掃して1928に取り付けます。貫通タイプのフライホイール取り付けボルトですので、クランク後端とフライホイールはどちらも完全に脱脂し、シールを薄く塗ってオイル漏れを防ぎます。高トルクで締め込むボルトですので新品にするのはもちろんです。しかも新品だとロック剤があらかじめ塗られています。市販の液体のネジロックに対して、このロック剤の性能はかなり高いモノだと思います。外すときにいつも思うのですが、10キロほどのトルクで締まっているにしては非常に堅いのです。
メンドラの替わりにわんだぁあぐり君のダミーを入れてディスクの位置だしをします。シングルプレートならセンターを出すだけでよいので、メンドラの太さに合わせてテープを巻いたボルト等でも良いのですが、ツインは2枚のディスクのスプラインを合わせないといけないのでダミーが必需品です。
パンがメンバーに当たらないようにミッションの前側をガレージジャッキで目一杯持ち上げ、エンジンの傾きを合わせてメンドラをクラッチに挿入します。二人掛かりなので「う〜んもう少し上〜、もうちょっと...ああっ..その角度がぐぅ〜〜」とか気持ちの悪いことをほざきながらじっくり作業を進めます。この辺りの攻め方は経験がモノを言いますね>NuMaTeCさん♪ やっほう!! ん〜やっぱり綺麗なブロックは気持ちが良いよ、メンバーも綺麗に拭いて上げたし、気分が良いですねぇ。フライホイールもピカピカだし....
っておい。
やっちまったです。
しかしやってみるものですね、フライホイール・クラッチが付いたままでも、無事歪まずにバックプレートは取り付けられました。固定のボルトもフライホールにかぶらないところだったので難なく締め込めました。ア〜ヨカッタヨカッタ。バックプレートの役目はエンジンとミッションベルハウジングの形状が違うことで出来る隙間を埋める事でしかないので、付きゃあそれで良いんです(笑)。
ミッションとブロックを結合しているボルトはネジピッチが荒く、ゆるみやすいので注意が必要です。エンジンマウントを強化して高回転まで回している車は特に、です。指定の締結トルクにはかなり幅があるのですが、ここだけは最大トルクで締めることにしています。増し締めするにも補機類が付いてしまった状態では締めにくくなってしまいますからね。
一番の気がかりはブロック搭載ですからあとは楽勝♪ の筈(^^; TOPへ |