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ガソリンタンク修理 2

続いては科学的に攻撃するphaseです。


タンクのサビ取りで有名な「花咲かGタンククリーナー」のノックオフ商品でモノタロウのPB。本家より1,000円お安く、2,980円で買えます。使い方はこちら。中性なので扱いが簡単。レビュー見ると完全に同じもののようなので採用。10〜20倍に希釈して使用できるので、40リッターのBugのタンクの場合2本必要・・・なのですけど再利用が可能らしく、だったら時間さえかけてタンクをあっちこっち向きを変えてやれば1本でいいって事になります。


アルミの板を丸く切ってやり、キャップナットの底に入れて蓋にします。


タンクに取り付けて、水漏れしないかチェック・・・したら。
キャップからの漏れはなかったのですけど、残念な事にタンクに穴が空いているのを発見。白くマーカーしているところがそれで、3箇所空いています。一番大きなので直径1mm程度。ナット振り回しての物理的攻撃でサビ層が除去された結果現れました。今回のレストアはタイミング的にはギリギリでしたね、出先で漏れたら面倒な事になってるところでした。


化学反応を促進するためにはある程度の温度が必要なので、沸騰させたお湯を用い古毛布で包みました。何となく漏れるのが不安だったので衣装ケースの上に置いておきました。
お湯の量は20リッター弱、タンクの半分程が処理出来るはず。
この状態で翌朝まで放置しましたが、8時間後でもタンクは暖かいままでした。古毛布の効果は大きい。
ひっくり返して毛布で包み直してさらに20時間程放置。


流石に一日以上経ってるのでもうお湯に暖かさは残っておらず、毛布を剥いでストーブ前に放置して1日。


さらに2回向きを変えて。
これで全面行き渡ったはず。つーか、上下ひっくり返しは最低やったほうが良いと思うんですよね。満タンにしたってタンク上面側に多少のエアが残ると思うので。


処理が終わったクリーナーを排出。


排出されたクリーナーは真っ黒。何かに使えそうなので取っておきましょう。
捨てるとなってもそのまま流せるのが便利ですね。


ガムテープの接着剤を溶かして漏れてこないか心配してたのですけど、僅かに漏れた形跡があるものの大丈夫でした。


これが処理後の状態。
まあ見事にサビがやっつけられています。茶色く見えるのはワニスの類。事前の除去が大事とは聞いていたのですが。洗車場持って行って高圧洗浄すべきだったですね。


それでもほんと気分良く取れてくれました。
この模様はナットが擦った跡なんでしょうね。


給油口部分もバッチリ。


タンク上部は元々そんなにひどく無いように見えたのですが、処理後はまるで新品みたいになりました。タンク上部の方が空気に触れるのでサビが深いという話も聞きますけど、うちのBugの場合は底部が一番キツかったようです。


USBに繋いでタンク内部を覗けるカメラでも買おうかと思っていたのですけど、そこまで心配する必要は無さそうな位に綺麗に取れてくれたようです。

というわけで評判通りこのサビ取り剤は手放しでオススメ出来ますね。

匂いもほとんど気になりませんでした。どこかで嗅いだことがある匂いな気がするんですけど・・・もしかしたらフェリーの車輌甲板かな・・・あそこならこういうのが使われてても不思議はないな。





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