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ファンハウジングの観察

2110は冷却が厳しいかも知れないので、出来るだけ気を遣ってやりたいのです。
ま、ダメなら外付けオイルクーラーを足すか、タイプ4クーラーに変更するしかないんですけどね。


軽視されがちなサーモフラップ。
もちろんメインの仕事は、冷間時に閉じて風を遮断して暖機を早める事なんですけど。


実は開いている時にも仕事があります。フラップの先がピタリとヘッドのフィンに一致しているのが分かります。


冷やしたいのはシリンダーよりむしろヘッドなのですけど、ヘッド側の方が風が通り抜けにくいので、ヘッド側に向かった風が逃げないようにしてるんですね。
これを取り除いちゃうとヘッドテンプが上がっちゃうハズです。


オイルクーラーの周りにはグルッと小さな鉄板が回してあります。
一見ただのステーにしか見えないのですけど。


ファンハウジングに突っ込んでみると分かります。
ドッグハウジングを通ってきた風が逃げないようにシールしてるんです。


ただ、このファンシュラウド自体が社外品なために、ギャップがあって完全にシール出来ていません。


もうちょっと気を使って形状をコピーしてもらいたいところです。


鉄板を足そうかと思ったのですけど、ちょっと曲げてやるだけでもけっこう良くなるんじゃないかなと。


お、ほとんど塞がりました(^^)。


このスプリングが掛かってる穴も塞がないとですね。


アルミ板を切って、両面テープで貼っただけです。
あとでアクセルワイヤーのチューブが通る穴を開けます。



どうもこのシュラウドはSCAT製なんじゃないかと思えてきたのですけど。左側に向かう羽は全部で7枚、冷却性能についてはまあそれなり、という評判もらってるみたいです。


ドッグハウジングに向かう風の取り入れ口。
この形は純正でも何種類かあって、このように出っ張ってるタイプと逆に凹んでるタイプがあり、さらに大きさも違うみたい。参考資料はこちら、Official Upright fan shroud thread。最初期のシーム入りシュラウドの手作り感がたまりません。


ドッグハウジングの風吐き出し側。

こと冷却性能に関しては、純正のシュラウドがベストらしく、社外品だと左右差と前後差が出るらしいです。やたら声高に言ってるやつがいるのですけど、果たしてどの程度の差が出るものなのか、2110が無事に動き出したら熱電対を使ってテストする予定です。





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