TOP -週末の楽しみ〜bug SIDE〜3 -週末の楽しみ631
始動〜油圧チェック
仮付けだったマフラーを正規に取り付けて、エンジンを始動します。 今回使用するのはVingageSpeedの等長タイプです。42mmパイプ径の方。 MYBOWSからしか買えないので仕方ないんですけど、海外だとはるかに安く売ってるのが悔しいところ。もしかすると日本に発送してくれるかも知れませんけど・・・・。 写真右側が今まで使用してた同じくVingtageSpeedのヒートエクスチェンジャー用。とっても気に入っていました。 今回はヒートエクスチェンジャーを廃止します。以下、その理由。 リアのエアバッグのコントロールアームに干渉するため、ヒーターホースが素直に付かない。 ベバストがある。 ファンシュラウドからのホースが気に入らない。 ファンシュラウドからのホースをヒートエクスチェンジャーに接続しないと、ヒートエクスチェンジャーがチンチンに熱くなり、結果シリンダーヘッドが無駄に熱を持つ(ヒーターをOFFにしていても一定量の空気がヒートエクスチェンジャーを通過している)。 などなど。 Jパイプを使えば以前のVintageSpeedを使用できるのですけど、せっかくの2リッターオーバーですからもうちょっと景気のいいマフラーを使ってみたかったんですね。 一点、後から気づいた問題があります。等長タイプはサーモスタットと干渉してしまうのでした。 下からは引っ張れないですね・・・ワイヤーを別途付けてモーターで引っ張るようにするか?今後の課題です。 耐熱ラップを巻く前の仮組みの写真、マフラー本体とエキパイの位置関係を見ています。 エキパイとマフラー本体の接続部を長穴とする事でエンジン幅の変化に対応出来るようになっていて、素直に付いてくれました。ボルトの位置は外側一杯でしたので、やはり長い部類なんですねこのエンジン。 オイルを注入。少しでもジャーナルに送り込んでおきたいのでフィルターを外して注射します。 50cc位入れたところで溢れてきました。 燃料ポンプを回してガソリンの漏れをチェック。 OKです。 余談ですが、こんなものを買いました。 ただのCクランプですけど、サイズに注目。 単体で見るとどうにもサイズ表記が間違ってるように思えるのですけど、ほんとに小さいです(笑)。 タンクの固定に使います。 かさ上げ用のアルミCチャンだけを元々の取り付け方法でボディに確実に固定、タンクを載せてみると安定感あります。あとはタンクが上に飛んでいかなければ良いだけなので、こんな可愛いCクランプでも大丈夫。カッチリと取り付け出来ました。 車体後ろ側のガソリン配管の漏れもチェック。問題ありません。 ボチボチ始動の時が近づいてきました。 焦らず、まずはガレージのお片づけ。車体の下に置いてたホイール等も引っ張り出して掃除しました。スッキリ。 一発で始動しました。 実は#3と#4のプラグコードを間違って刺してたのですけど、掛かっちゃいました(笑)。掛かるもんなんですね。ちょっとドドドドド言ってますけど、綺麗に回っちゃってます。でも一旦止めたらもう掛からなくなり、あれこれ見直してたら間違いを発見しました。あと、デスギヤの刺し方をちょっと失敗したらしくて、目一杯点火時期を遅らせてもアイドリングでBTDC15度にしかできません。ということは・・・最大進角35度、うーんギリギリかも。空吹かしではノックは出てませんが、あとは実走してみてですね。 マフラーからの白煙は組み付けペースト、このあとすぐに燃え尽きたらしくて白煙は消えました。 ちょっとだけ心配していた油圧。リターン穴の拡大してあるので、高すぎるって事は無いと思っていたのですけど。 これは30分ほどアイドリングさせた後の写真、気温5度程で、フラップが閉じてないため油温がさっぱり上がらず、3bar以上油圧あります。 これが始動直後の完全にオイルが冷えている状態で回転を上げた状態。 4000rpm回して油圧が5bar弱。アイドリングからちょっと上げるだけでこの油圧になり、回転数によらず安定してます。計算上油圧コントロール用バルブは3.4kgf/cm~2で開口開始し、4.5kgf/cm~2でバネが全密着しますので、合ってますね。いきなりレブまで回すような事をしなければ、エンジン始動後すぐに普通に走っても大丈夫そうです。 ただ、問題があって。オイルクーラーのリリーフが開くのは6.3kgf/cm~2以上なので・・・リリーフされません。つまり常にオイルクーラーは仕事をしちゃいます。リリーフ穴をデカくしすぎたみたい。
サーモフラップは閉じませんし、こりゃ暖機が終わりそうにありませんな・・・。
あ・・・も一つ問題発見。電圧が14.5Vもある・・・ジェネだからなあ。 ハニーがBugに乗りたがらないのでなぜだろうと思ったら「オーディオ無いから」だそうで。オーディオシステムを新たに構築するべく、いわゆる中華デジタルアンプを手に入れていたのでした。電源は12V、14.5V以上で保護回路が働いてシャットダウンするそうで。こりゃ適切な電源も確保しなくちゃいけないかもですな。 ま、これはまたのお楽しみということで。 スプリングプレートをカットした結果を楽しみにしていたのですが。思っていた車高にできたようです。 ホイールにフェンダーがちょい被るようになりました。 これはバッグにちょっと加圧してある状態。 エンジンの下にトレイを置くため。その理由は・・・・ ポンプカバーからオイル漏れしています。 実はフィッティングをねじ込む際に締め込みすぎてカバーを割っちゃたのです。溶接で直したのですけど、鋳物なので巣穴が繋がっちゃったみたいです。カバーから染み出してます。 どっちにしてもカバーは買いなおすつもりだったのですけど、もしも油圧が高すぎた場合にCSPのオイルプレッシャーリリーフバルブ付きのカバーを買うことを考えていたため、始動してみてから購入としたのでした。 走り出せるまでもう一息です。 しかし、この2110project。まさかこんなに大量に記事を書く事になるとは思いもしませんでした。2年近く楽しんでますからね。言うまでもなくうちのBugにとって大事な数字である65が、エンジン始動の記事になったってのもまた楽しい偶然でした。 TOPへ
|