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ガスペダルのアップデート

純正のガスペダル。


ちょっとガタが酷すぎます。
左ハンドルでもガスペダルの根元の構造がちょっと問題あるんですけど、右だと余計に酷いです。


取り外すとこうなってまして、フロアに溶接された鉄板に軸が刺さり、軸に固定されたペダルからZ型のリンクを介してレバーを押す仕組み。
フロアの取り付け部分自体の強度が足りず、操作するとフロアごと動きます。軸にも大きなガタがあり、Zリンクも遊びが大きすぎます。
右足の角度を考えると、ペダルが傾いているのは合理的ではあるのですが見た目的にはどうもスッキリしてなくて気に入りません。


ペダル側の軸受け部分を削除。
傾きもなくしてしまいます。


L字型の鉄板を切り、タップを立てます。


蝶番を使ってペダルと鉄板を接合します。


成り行きでペダル側の固定はM6一本に。そんなに力は掛からないでしょうから大丈夫かな。
この写真でのピロリンクの繋ぎ方は最終案と異なってます。写真で下側になってるダストカバー付きのリンクボールをひっくり返して使い、もう一つのピロと高ナットで接続しました。


軸に蝶番ではなくピロを使うことも考えて購入はしてあったのですけど、どうも大げさになりそうでやめておきました。ガタがまだ気になるようならさらに改造しようと思います。ボルト留めにしたので変更はしやすいハズ。


こいつらがお役御免になったモノたち。フロア側の軸受けも削除しました。
右がZ型のリンク。そりゃガタもありますよね、って仕組みです。


何しろフロアの強度が足りなくて、フロアごと動いてましたのでその対策としてフロア側の固定部を長く伸ばしてやりました。踵の重さも載りますし、これで大丈夫かな。
取り付け位置は、前後方向は元と同じ。左右方向はペダルを直立させたい都合上、右にオフセットしてます。


奥側のピロをピロ玉が抜ける方向で使ってしまってますけど、大きな入力があるわけでは無いので大丈夫でしょう。見た目がスッキリする方を選んでしまいました。前述のダストカバー付きピロエンドをこの向きで使うことで、レバーとピロの間のスペーサーが不要になるのです。


実はオーバルみたいなローラーペダルを、スケートボードのウィールを使ってでっち上げる事を考えていたのです。派手なウィールを使うとかっこよくきまりそうでしたし。しかしペダル背面に十分なスペースがないことに気づき純正のペダルを継続使用する事にしました。
触った感触からブリキ細工みたいなペラペラなのを想像していた純正ペダル、外してみると意外と肉厚がありました。ちょっと好きになった。ゴムが劣化しているので、そのうち綺麗なのをあてがってやりますかね。


さらに作業を加えて、ストッパーの高さを調整出来るようにしました。
純正のストッパーに穴を開けて・・・。


タップを立てます。
純正のストッパーの角度は無視してペダル面と直角に。


蝶番の軸を元の軸よりも高くしたため、この加工が必要になりました。
レバーを押しすぎてしまうと、向こう側に倒れてしまいガスペダルが戻ってこなくなりますので、床まで踏む人は要注意。


フロアマットを戻すとほとんど隠れて違和感なくなります。
つか、この写真を眺めてて思ったのですけど。カーペットとフロアマットを戻した状態を考えると、フロアからペダルの軸が上にオフセットしているのって「必然」ですね。ペダルの長さが足りないってだけの理由で、結果として純正を真似る形で作業しましたが・・・そういう理由だったか。
操作してみると、いやーやって良かった。低年式RHDのbugのガスペダルのフィーリングは最低です。特にツインキャブの場合、この変更で信頼できる感触になりますよ。



しかし、まだ完璧ではありません。
ペダルの軸に蝶番なんぞ使っている点と、ピロが押してるレバーが少したわむ点を何とかしたいところ。ノギスが示している8.2mmがレバーの太さ、いつか作り直しましょう。
それでもガタが大幅に減り、ペダルが直立し真っ直ぐ倒れるようになったのがとても嬉しいです。


# 前回、「言うまでもなくうちのBugにとって大事な数字である65が、エンジン始動の記事になったってのもまた楽しい偶然でした」と書いたあとにふと思い出して確認したら。なんと37番目の記事が二つありました(笑)。あらまあ。
ちくしょーと思いながらINDEXの数字を訂正しておきました。





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