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1641 リビルド;コンロッド&子メタル観察

早速ショートブロックを分解しようかと思ったのですけど、バラした部品たちを清掃して片付けてしまいたくなり。


まずはコンロッド。
キャップ側にスタッドが生えています。スタッドの根元にはセレーションがあり、ロッド側の穴と噛むようになっています。ボルトを外しただけでは外れてこず、やや力を入れてハンマーの柄でボルトの頭を小突いて外しました。キャップとロッドの合わせ面の口開きに大して有利になる構造です。大端部の径のデカさといい、そんな回すエンジンでもないのに、多分オーバークオリティ。設計当時、オイル/オイルポンプの性能を信頼できなかったのかも。


ボルトのネジ山がM9×1.0という滅多に売られていないサイズ。写真だとわかりにくいですけど実際見ると汚れが気になります。掃除しないとトルクで締結力管理出来ない。ボルトの方はスレッドファイルで整えてやりましたが、ナットの方が困ったな。



子メタルの状態、こんなもんかなという感じ。汚れの埋没も見られますし当たりのややきついところもありますが異常ではないです。



ロッド側のメタル背面の状態。フレッチングは見られずとても綺麗。



キャップ側のメタル背面も同様。やはりコンロッド大端部の強度は十分と思われます。

一方でメタルの状態がそれなりなのは、メタルの全周を均等に擦っていることから油圧が低い状態でついた擦過傷のように思われます。ロッドではなくオイル供給の問題であり、供給量を増やしてやればもっと当たりが弱くなるはず。

何ミリのオイルポンプが入っているか気になるところ。恐らくABのデフォルトの26mmだとは思いますが。
だとして30mmに上げるかというと・・・うーむ。





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