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フェンス設置 2

5月2日
竹垣を立てる前に出来るだけの準備をしておきます。


柱と竹垣を組み合わせてしまう事にしました。
間に挟まっているのは2.5mmの隙間を出すための治具。しかしこれは結果的には邪魔者でした。竹垣の縁の木材は微妙に反ったり捻れたりしているので、機械的に位置合わせする事はできず相手に合わせて組んでいくしか無いんですね。


計算で出した位置に穴を開けて微調整しながら固定していきます。こちらが本来は表側になる面。


こちらは本来の裏側。
どっちを表に向けるかだいぶ迷ったのですが、表に見せるのは細竹のみにする事にして、横に渡る太い竹は見せない事にしました。芝やインターロッキングもある和洋折衷な庭なので、あまりに和風に振らない方がイイかなと。


穴あけ用にガイドを作りました。いちいち測って位置出ししポンチを打ってから穴あけするよりずっと早く作業が進みます。穴が空いたらブラインドリベットナットを打ち込み。設置時には表からの作業だけで完結出来るようになります。


左右とも柱がついて門型になってるのが最初に建てるやつ、これを完全に位置出ししたら、それを基準に旗竿になってるのを次々繋いでいく作戦なのです。


5月5日


柱を立てていきます。くさび形に切った木材を軽くハンマーで叩き込んで挟み込み、フェンスブロックに対しての位置と角度を決めていきます。最初に固定する門型のこいつだけはフェンスブロックの穴の底にちょっとモルタルを入れておいて、柱の支えにしてます。一発目はまるきり宙ぶらりんなので固定方法は多い方がいいのです。


位置が決まったら本格的にモルタルを練ります。


今回はビリ砂利を入れて強度を増します。


コテでストンストンと落とし込んでいきます。


入れながら棒でつつき、空洞を無くします。バイブレータの代わりですね。口で「ぶぶぶぶぶぶー」って言いながらやるとぐっと雰囲気が出ます。オススメ。


仕上げの面より少し低いところまで充填します。


しばらく置くとモルタルが自重で下がって水が上がってきますが、この水はいずれまた吸われていなくなります。


一番最初の門型のを建てるのが一番大変。そいつがキチンと設置できたら次は半分の労力で付けられます。
完全に庭を囲ってしまいたいところでしたが。ガレージとお隣さんの間の細い道を将来的に一輪車が走る用に確保しておきたいので、竹垣をそのままびっちり伸ばすわけにはいかないのです。境界からガレージまでは60センチしかありませんからね。


現物合わせをした上で旗竿側の竹垣に穴を開けてありますが、所詮素人なのでいざ実際にボルトを通そうとするとしばしば合わないのです。M5のボルトに対して5.5mmの穴を開けてありますが、3つに1つはそのままではボルトが通らず7mmに穴を拡張する羽目になりました。それでも想像したよりずっとまともに位置が出てました。ラッキー。


柱の下側に糸を通しています。


上側にも。竹垣という誤差の出る材料を使っているのもあって、なかなか上下両方がぴったりと一直線にはならないのですがそれでも最大1mm程度のズレで通してくれました。大したもんです。


5枚も建つとかなり庭の雰囲気が変わってきました。嬉しい。


リビングの掃き出し窓から飽きもせずずっと猫が見てます。


今年もヤマザクラに花はつかず。また来年のお楽しみ。
竹垣と母屋の壁の雰囲気はぴったり合ってますね、ガレージ外壁も杉にすれば良かったなーとちょっとだけ後悔。


高さを出すのにインターロッキングを竹垣とフェンスブロックの間に入れてました=60mm。一箇所だけうまく合わないところがあって、アジャストするのに木片を入れてそれでも綺麗に合わないのでコテを重ねて入れてます。ちょっとしたテクニック。スクレイパーでも良いかも。


モルタルが固まったらテンパの仕上げをします。職人さんの腕の見せ所の一つ。
トントントンとやや柔らかめのモルタルを置いて・・・。


ヘラで仕上げ。角材に向かってほんのちょっとだけ登り勾配を付けて水はけに配慮してます。終わったらフェンスブロックを水を含ませたスポンジで擦ってきれいにします。


普通はこちらが表になる面。これもいい感じです。


でもやっぱりうちにはこっちの方がお似合いかな。


あとは簡単な屋根を付けてあげるのと。


上に書いたガレージと竹垣の間がいまだ大きく空いているのをなんとかしなくては。





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