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楽屋の鏡みたいな照明

キッチンと並行して、荷物部屋もリフォームしてました。収納を作り直し、奥に化粧台を設置。


“theater mirror”で検索するとこんな感じのが沢山見つかります。日本語だと「ハリウッドミラー」で検索すると良いみたい。
うちのハニーは以前theaterで仕事をしていたのです。特殊メイキャップとか舞台装置とか、やってたそうな。沢山電球がついたこのミラー、影が出来ないのでお化粧するときに便利なそうで。昔を思い出して嬉しいってのもあると。


探してみましたけどIKEAのライトくらいしか見つけられず、イマイチなのでやっぱり自作する事に。鉄でフレームを作り、木板をはめ込んでライトを取り付ける作戦。3mm厚のフラットバーをホームセンターで買ってきてアークでひたすら溶接します。歪んで見えますけど写真のせいです。


当初、無垢板を使うつもりだったのですけど、あまり厚さが取れないために強度が足りず。ラーチ合板を使用することにしました。ダイソーで手に入れた水性ニスを各色試してみました。ラーチ合板は表面の質が均一でないために、塗料の吸い込みがかなりバラつきます。大人しく色なしにした方が良さそうでしたので乳白色(左から2番目)を採用することに。


電球の台座(レセップ、と言うそうな)の裏側になる部分に穴を開けています。スライド丁番のカップ用の穴を掘る際に使う工具を流用、40mmです。


レセップの固定は木ネジ。固定穴と穴の縁が近すぎるので、木が割れるのを防止するために下穴を開けておきます。


レセップの裏側はこうなってます。ホントはそれぞれ真横に出すのでしょうが、裏側配線にする都合で。配線には丸端子を取り付けて確実に接続。レセップを固定した木ネジの先も切り落として安全に配慮。


配線同士の接続も半田を使用して確実に。配線が通るフラットバーの切り欠きのバリを一つ一つ落として滑らかに。壁にインストールしてしまうとまず外すことは無いので不安の無いように丁寧に作業しました。


取り付けは四隅で。本体を固定してから、木ネジを横と上から入れてラーチ合板を取り付け。


大工さんが予め通してくれた配線の出口、穴の位置が若干合わない事が判明。板を接着して対応。


漆喰なので修正は簡単。


これら、本体をインストールしてから取り付ける板の固定がやや大変。短いスタッビが必要でした。


試しに鏡をそのまま壁に沿わせてみたら、平面が出ず像がグニャグニャに歪む事が判明。漆喰をスクレッパーでかき落としてもダメ。薄いシナ合板ですからね・・・。


ある程度厚みのある合板を下地とすることで壁の不陸の影響を少なくする事に。しかし厚いシナ合板は高価なのです・・・在庫で持ってたこれ、利用しちゃいます。


3枚を一つに合体させるのに、ビスケットジョイナーを使用します。


長さを測って。


ルーターテーブルで彫り込みます。
わざと中心に入れず、ビスケットを上下に散らして入れることで強度が上がらないかなーとか。


ルーターテーブルも自作したもの。こちらは先人たちが沢山作り方を紹介してくれているのでそのまま真似させていただきました。


接着剤が乾いたらコーススレッドで壁に取り付け。


板を積んで高さ調整し、鏡の位置を出します。
この鏡、僅かに裏側が欠けてて使えず、大工さんの不良在庫になっていたのを譲り受けたもの。美容室用の質のいい物は買うと高いので助かりました。


接着剤はキッチンの石壁を貼ったときと同じエフレックスを使用。
普通はテープを併用して、接着剤が乾くまでの補助にするのですけど、テープがあると位置決めを一発で行わなければならないので無しで。接着剤だけならムニュムニュ少し動かせるのです。


落ちたら洒落にならないので全面にしっかりと。


思ったとおりちょっとだけ微調整が必要でしたが無事に位置が決まりました。念のためテープで倒れ止めをして接着剤の乾燥を待ちます。

左が普通の電球、右がコストコで買ったLED。LEDはモノによってはチラツキがあったりするのでテストしてみてハニーの意見を待ってからどっちにするか決めることに。


3.5日掛かりましたが無事に完成しました。つや消し黒/木のコントラストとラーチ合板の木目を通してあるところがお気に入り。

大工さんに作ってもらった棚、現在ペイントの作業をハニーがやってます。なにやら手間かけてて面白いのでこちらもいずれ紹介できればと。





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