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玄関収納棚製作

玄関の収納をやり直そうと思います。キャンプ用品やダイビングギア、ネコの餌や砂などを綺麗にしまう場所が欲しいのです。


これが今まで使ってたやつ。引越し直後にとりあえず手元にあった材料で作ったもの。こんなのなら作るのは簡単なのですけど、何しろ荷物が全然収まらないので、幅も高さも目一杯で作りたいところ。


これが設計図(赤線は後述する変更後のモノ)。


正面図を最初に描き、それを立体的に展開して(下)必要なパーツを把握、木取りします(上)。


必要な材料が把握出来たら買い出しに。21mmのシナ合板を使うつもりだったのですけど、1825x915で5,480円もします。18mmで4,380円。6枚必要になるので・・・高いなあ。


シナは諦めて、針葉樹合板を見に行きます。厚さ12mmで1,080円。厚みが足りませんが張り合わせれば何とかなるかな?一枚当たり2,160円なのでシナ合板の半分で済みます。


マービーの長い荷台が大活躍。



丸鋸にガイドを付けて切っていきます。早く正確に切れるので長いガイドは持っておいて損はないです。丸鋸に付属してくる短いのもまた重宝します。


切れたら木工用ボンドを櫛コテで塗って貼り合わせます。合板にも多少はしなりがあるので、元の組み合わせを背中合わせで組み合わせると反りが消せて一石二鳥。


仮でコーススレッドを打って固定。この後さらに上から重しを載せて一晩置きました。


ボンドが乾いたら部品の切り出しです。設計図通りにひたすら切るだけ、いちいち計算しなくていいのでサクサク進みます。正確な設計図作るのはちょっと面倒ですけど結局は時間短縮に。部品が出来たらその都度展開図と木取り図に赤丸入れておきます。


よし、ほぼ全ての部品が切り出せました。


木口にそのままコーススレッドをねじ込む事が出来ますが、モノがモノなので木工用ボンドを併用して組み立てます。


まず一段目。ネコの自動トイレを入れる都合で、1段目だけは左右目一杯のサイズではないのでインストールは簡単です。
壁に沿わせてみて気づくのが壁の垂直がちょっと怪しい・・・棚と僅かに隙間が出来ます。2mmほどなのですが、上に行くほど狂ってくるのでややこしい事になりそうです。また、2段目の部品を仮で置いてみるとサイズがギリギリ過ぎて収めるが大変。箱にしてしまうと恐らくハマりません。もう少しサイズを小さくしないと。さらに、左のドアの廻り縁が出っ張っているのをかわす必要があることにも気づきました。


垂直が狂っているため、背板を使うのはやめることに。その分強度が落ちちゃいますけど24mm厚なので大丈夫かなと。空いている隙間と横板が一部切り欠かれているのは幅木の逃げ。
背板を外して、幅木の厚み分だけ横の材を切り込みます。


廻り縁に邪魔されずにインストール出来るよう、左右2分割にする事に。真ん中に縦に入る板の厚み分、横板の幅を詰めます。
インストールしやすいよう、ついでに2mm多く切り落としてます。


2段目完成。
元々は長い一本物で、長板に挟み込まれる形でディバイダーが入る予定だったのを2分割。ディバイダーの形が変わったのでビスケットジョイナーが不要になりました。


クランプを掛けて2つの箱同士を真ん中に寄せ、コーススレッドで縫いました。右側は2mm短くした分の隙間が空いてますが、それでもかなり押し込まないとインストール出来なかったです。漆喰壁で抵抗が大きいというのもあるでしょうね。
左の壁はシナ合板なので釘が効きます。等間隔でコーススレッドを打って固定します。この時点では右側の箱は左側の箱と1段目に載っている事でのみ固定されている状態です。

背板を抜いたので奥の漆喰壁が見えるようになりました。


3段目の右側を製作して載せてみます。2段目のセンターに挟まる筈だったディバイダーを再利用してみました(おかげでくっそ重くて載せるのに苦労しました)。最初はビスケットジョイナーでディバイダーを固定するつもりでしたがふと思いついてコーススレッドを下から斜め打ちしました。手軽ですけどコーススレッドに押されてディバイダーが少し横にずれちゃいますね。


何故こうなったのか、ちょっと話がややこしいのですが・・・。2段目より3段目の方がタッパが低い予定でした。その低い3段目に2段目のディバイダーを流用したため、予め用意していた横板の高さが足りなくなったのです。高すぎるディバイダーを詰めればいいだけの話なのですが、どうやら疲れていたらしく横板の切断を間違えたのだとばかり思い込み、足りない分を足すという行動に出ました(笑)。
木工用ボンドとコーススレッドで固定しています。一番上になる部分なので強度的には問題ないでしょう。
出っ張っている分はボンドが乾燥してから削り落とします。


出来るだけ正確に切断してますが、素人なのでいつでもピタッと合うわけではないのです。


大きなズレがあれば丸鋸、少しならカンナで削り落とします。カンナは難しい工具ですけどこれくらいなら簡単、楽しいものです。


最後の箱が完成したのでインストール・・・しようとしましたが引っかかった。
左を先にインストールしないと。


この重たいのを一旦取り外して再チャレンジ。重たい上に、サイズがちょうど良すぎて中々入ってくれず泣きそうに。
要らない木片をあてがってセットハンマーで引っ叩きまくってやっと収めました。


いやあ、苦労しました。3日掛かりました。


僕的にはプライウッドのこの目が嫌いじゃないのですけど、ハニー的にはありえないんだそうで。木口を埋めて全体を塗り直すつもりみたい。


右側の壁、高さ180cmほどのところに梁が入っているのでそこは釘が効きます。3段目は左右で固定出来る訳です。


2段目の右側はその3段目に吊られている格好。右の方にコーススレッドを沢山打って縫い付けました。


うん、満足です。





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