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玄関収納棚用木箱製作

玄関の壁一面に作った収納棚。
箱があった方が機能的かつ見た目もイイなと思い、針葉樹合板で制作することに。


針葉樹合板だとやや重くなるんですけど、費用の安さには勝てません。
手前になる面に木口が来ないようにしました。木工用ボンドとビスケットジョイナー/隠し釘を併用しています。


手元にあったビスケットジョイナーが#10(54x20x4)でやや大きめ。そのまま収めようとすると表に突き抜けてしまうため幅を詰めます。


組み立てたら上から重しを載せてボンドが乾くまで放置。


おがくずが物凄いことに。
ちなみにこのおがくず、取っておくとこぼしたオイルを吸わせる用や、ギトギトの部品を綺麗にするのにとても役立ちます。


作業している途中でビスケットジョイナーを切らしてしまいました。
作りかけの箱だけ終わらせたかったので溝を長めに掘り直して。


丸鋸でツーバイ材から4mm切り出して雇い実を作りました。
狭い幅を切る為用の丸鋸定規が手元になくてなかなかぴったり4mmにならず苦労しました。


だいぶん出来てきました。
丸鋸定規をセットしたら同じ幅に切る部品は一度に切ってしまったほうがいいです。じゃないとコンマ数ミリのずれが出てピタッと合いません。


特に今回は底板が内側に収まる構造にしているので余計にシビア。


例によってそのままじゃイヤ、とハニーがうるさいので色を塗ります。今回採用したのはブライワックス。この商品についてはあちこちのウェブサイトで懇切丁寧に紹介されていると思います。例えばこちら
この色はジャコビーン。
最も濃い色になります。




これは塗りたての状態です。




15分ほど置いてから拭き取ったあと。


色によって変化する温度が異なるのですが、概ね20度を超えると液体化するようです。
水っぽくても塗るのには問題ないのですが、要らんとこに垂れやすくなるのは注意です。冷蔵庫で冷やすといいらしい。


これがハニーが考えた色配置。
この後で、僕が横割りの入れ方を変更し、薄いのを下に持っていくことにしましたが色はそのまま行くことに。


今回採用した色の中で最も明るい色、オールドパイン。普段はあまりこういう色を選ばないのですが棚とのコントラストが欲しかったので選択。
良いですね、これも。


本当に古っぽい感じになります。針葉樹合板の目も主張しすぎず。


パンチを効かせるために選んだ色、アンティークマホガニー。赤っぽく仕上がります。意外と自然な感じ。


アンティークマホガニーは木目は強めに出ますね。
この色はホーマックには無かったのでAmazonで注文、ネットで買うほうが高いのです。




後日、ビスケットジョイナーの#0を追加購入して箱作りを継続。


ちょっとはみ出すくらいに木工用ボンドを付けて、後で拭き取ります。濡れ雑巾を使わないと色がのらなくなるので拭き取りは丁寧に。


全部出来るとこんな感じ。
元々が「古っぽく」仕上がるブライワックスなので、色が違ってもテイストは似通っていて期待したほどのコントラストは得られなかった感じ。これなら全部オールドパインでも良かったかもです。


左下の薄い3つは後で取手を付ける予定。
カスタムメイドならではのぴっちりな収まりが嬉しいです。
針葉樹合板は全部で3枚(+手持ちの半端をちょっと)使いました、色とジョイナーは別として3,000円ちょっとでこれだけ出来れば大満足です。


4つの面、全ての木目を通してあります。

ブライワックス、使ってみてとても気に入りました。
何より色合いが好み。ワックスなので乾くのを待たなくていい、スポンジで擦り込んで15分ほど置いて拭き取れば完成。拭き取った後の手触りがびっくりするほどスムーズ。まさにワックスを掛けたあとの車をずっと乾いた布で撫でていたくなる、あの感触。
今回、箱を横割りして積み重ねていますが、この滑りの良さで取り出しがしやすくてこれまた素敵。費用的にもそんなに高いわけではないですし。





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