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シューラック製作(+フットスイッチ製作)

2012年の夏に作った靴箱。作り直すことにしました。


まずは古いのを取り外し。6年間お疲れ様でした。
今ならスキルが全然違うのでもっとマトモなのがつくれます。


今回の材料は贅沢に無垢材です。ホーマックで売ってた「杉カフェ板」。200x2000x30のサイズで、長手はΣ断面になっています、継ぎやすいようになのでしょうが、ビスケットジョイナーを使うのに邪魔になるため切り落としてしまいます。


この両端を切り落とす作業がなければ部品切り出しの時間は3分の1で済んでいたはずで、大きなお世話でした。費用は1480円×24枚、結構お高いです。
それでも無垢材を使う理由はその軽さ。合板だと倍位の重さになるのでフローティングシェルフを作るのは難しいです。


棚の奥行は270mmとしました。靴の先が飛び出しますがスッキリ見せるためにあえて狭目に。板はd=200mmしかないのでビスケットジョイナーが必要になる訳です。上に重ねた合板が定規で、こいつに描いた目印を目安にジョイナー用のスリットを掘っていきます。


部品の切り出しで出たおがくず。


ルーターの裏側に一枚、紙を張っておくとおがくずが飛び散らないで済みます。


汎用で使えるフットスイッチを作りました。例えばボール盤だとフットスイッチのあるなしで使い勝手がまるで違います。ルーターテーブルでも便利で、いちいちテーブルの下に手を伸ばしてON/OFFしなくて良くなります。結果、すぐに止められるので安全性向上に貢献します。ルーターって油断しているとほんと危ないのです。


リレーの品番はこちら、オムロンのLY2で100ボルトで動作して100/200ボルトをON/OFFしてくれます。10アンペアまで流せます。900円位で買えて便利なやつです。


ダークブラウンの油性ステインで着色。
ハニーが手伝って・・・くれた訳ではなくガレージ寄ったついでにちょっとだけ手を出してっただけ。


棚板を構成する2つのストリップのうち、細い方なら壁に向かってコーススレッドを通して固定することが出来ます。70mmしかないのでそのままでも貫通出来ますが、念のため途中までドリルで掘っておきました。ドリル刃が真っ直ぐ入れられるように治具を作ってみましたが、あんまり意味なかったかも。杉板の目に負けてドリル刃が斜めに流されてしまうのです。


10分ほど置いて、この後ウエスで拭き取ります。


なかなか魅力的な木目。ワクワクします。


拭き取ったら立てて放置して乾燥。


この季節なら拭き取ったあと比較的すぐ乾きます。ワックスほどではないですけど、作業効率はなかなかいいです。次の作業に入れるまで2時間ほどですかね。


一本目を取り付け(非着色の板は様子を見るための仮のもの)。コーススレッドと木工用ボンドで固定しています。左手の壁にも斜め打ちで固定。床には勾配が付いているので参考にならず、水平器でレベルを確認しています。


壁に固定した幅の狭い板に、ビスケットジョイナーでもう一枚つぎ足します。ビスケットジョイナーと左の壁への斜め打ちで支えられるかやや不安、もし強度が足りなければ後からワイヤーで吊るなどの補強を入れる事にしようと思っていました。
結果はOKでした。


設計にはミスは無さそうなので色塗りし、ビスケットジョイナーにボンドを塗って取り付け。


奥側を斜め打ちされると、反対側が浮き上がろうとしますので予め固定しておきます。


さらに短いのを足してL字型に。この形が棚の強度を出すのに一役買います。


順調に行ってるな、と思っていたらミスが。
密着してません。固定が甘かったようです。木口なのでネジ込みが浅いとコーススレッドが横に動いてしまうのですね。どれだけ深くねじ込んでもネジ穴の大きさは同じなので、気にせず深くねじ込むべきでした。


既に木工用ボンドが乾いてしまったので、ボンドをふやかせないとダメ。アイロンで蒸気を当てられると良かったのですが棚板の間隔が狭すぎてアイロンが入れず。仕方ないので熱湯を使います。


テープで下と横をシールして割れ目に熱湯を注ぎます。


10分経たずにグラグラしてきたので木口に木片を二つ打ち付けてクランプで絞ります。
横からハンマーで叩き込むのも有効。1日以上経過してすっかりボンドが乾いたあとでしたがちゃんと直せました。


全部完成するとこんな感じ。
天井までビッチリ作りつけました。


30mm厚だと存在感がありますね。


そもそも、靴を持ちすぎなのです・・・。


猫のトイレを玄関に置いているため、モーションセンサー付きのパイプファンをここに設置してありました。棚板に挟み込まれてしまったのでもうセンサーは猫を感知することは出来なそう。常時回す様になりますね。





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