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リアブレーキ

これまた車検時にリアブレーキシューの減りを指摘されてました。
ちょいちょいで終わるかと思ったら。ドラムブレーキってメンドクサイんですね。


大きなプラスネジでドラムがハブに固定されています。


サービスホールにボルトを突っ込んでドラムを剥がします。
・・・ここから先、作業の様子を撮ったなずなのですが、どっかに行ってしまったので完成図のみ紹介。


ドラムを剥がしたところ。
ドラム内側のシューが擦れる面の状態を綿密にチェックしておきます。荒れているとシューが食いついてしまい簡単にロックしてしまうようになってとても危険。



思ったよりも複雑な構造で、左右同時に作業すると間違いなく元に戻せなくなってはまります。いつか何かの拍子に役に立つかも知れないので、ここから先、ひたすら写真を貼っておきます。



シューの初期位置を調整するダイヤル。ロックを持ち上げない限り、シュー位置が外に広がる方にしか回らなくなっています。


スレーブシリンダーが見えます。左右にシューを押し広げる構造。


サイドブレーキを引いた状態。隙間が開いているのが見えます。シリンダーの動作と同様に、シューの上部を外に広げてドラムに押し付けてます。


どのパーツを先に取り付けるのか順番が重要で、ばらす時に良く憶えておく必要があります。バネがあちこち入っているのでその張力のせいもあって組み込みは結構難儀します。焦らず反対側と良く見比べながら元に戻しましょう。

シューのクリアランスはサイドブレーキを引く度にバックしてブレーキを踏むたびに自動調整されます。ワーゲンさんの場合少しでも利く方向に調整したいのでギリギリに詰めますが、その必要は無し。そのうち調整されます。


新品シューを組み付ける場合、摺動部の端(ドラムの回転方向に対抗する形で位置する側)を1cm幅くらい斜めに削り落としておくと良いです。コレをやり忘れると、低速でそっと踏んだ時にシューの角がドラムに喰ってしまい、いわゆる「カックンブレーキ」になってしまいます。速度がある程度出ていて強めに踏んだ時は良いのですが、低速でとてもセンシティブで扱いにくいです。 ブレーキを踏んだ際に広がるのは上側なので、シューの下側は面を取らなくても良いような気もします。


# 2020.11.25 追記
「下側も面を取るべきでした」
シューのクリアランスが適正化されると強力なカックンブレーキ現象が発生しました。全ての角を幅15ミリほど斜めに削ってやったところ完治。他の車種ではあんまり聞かないのでマービー特有の現象なのかもです。
ロードセンシングプロポーショニングの固着では、というアドバイスも頂いたのですが今回はそれではなかったよう。そもそもマービーにそんなものが付いているというのを知らなかったのですが、車体下を覗いてみたらホーシングの右上についていました。レバーを手で動かしてみたところスムーズに動いたので今回はそのまま放置。気が向いたらいずればらしてみるかも。





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