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サービスコード

走行中にメーターのHOLDランプが点滅を始めました。HOLDスイッチはシフトレバーに付いているマツダ独特のAT制御で、オンにするとDレンジが2速と3速に固定されます(4速ATの場合)。HOLDオンでLレンジや2ndレンジにシフトするとずっとそのギアのまま。例えば、2速発進したい場合は2nd+HOLD、エンジンブレーキを強く使いたい場合はD+HOLD、といった使い方が出来て便利なボタンです。
そのHOLDボタンの動作を示すワーニングライトが一定間隔で点滅している場合、これはHOLDスイッチがぶっ壊れた、のでは無くATの異常を示しています。


ボンネットを開け、助手席側の奥を見ると遊んでいるカプラーが二つあります。1pがテスト端子で、コレをアースするとサービスコードが表示されます。6pがチェック端子で、6個の端子のうち配線があるのは2つだけ。おそらくこの二つにサーキットテスタを繋ぐとコードが見られると思うのですが、たまたま手元にあったのがデジタルテスタだったため繋いでみるも読めず(笑)。確かに出力が変化しているのですがデジタルだと表示が安定するまで時間が掛かるので追いつけない。アナログのテスタが必要です。


でもマービーの場合、HOLDランプにも表示されるのでテスタが無くても読めるのです。
長い点灯(1.6sec)=10の位、短い点灯(0.4sec)=1の位です。位と位の間の消灯は1.6sec、同じ位間の消灯は0.4secです。
例えば_―_―_―_-_-_-_だったら33というコード。

故障箇所が2箇所以上の場合は、番号の小さな方から順次1回ずつ表示されます。一通り表示すると最初に戻ります。
今回の出力は、16、60となります。

01:エンジン回転信号系
06:スピードセンサ1(レボルーションセンサ)系
07:スピードセンサ2(スピード・メータ・センサ)系
12:スロットル・センサ系
56:ATFサーモセンサ系
60:ソレノイド・バルブ(シフトA)系
61:ソレノイド・バルブ(シフトB)系
62:ソレノイド・バルブ(オーバーラン・クラッチ)系
63:ソレノイド・バルブ(ロックアップ)系
64:ソレノイド・バルブ(ライン圧)系

16というサービスコードが見当たらないんですよね。チェック端子をアースに落としたままエンジン始動しても状況は全く同じ。
60の方は確定。ソレノイド・バルブ系のハーネスが断線または短絡した場合に検出されます。点検箇所は
ソレノイドバルブのコネクタ
ソレノイドバルブ〜EC-AT CU間のハーネス
ソレノイドバルブ内の抵抗
となっていて、怪しいのはソレノイドバルブ内の抵抗。

コードの消去はバッテリーを外して5秒以上ブレーキペダルを踏めばOK。一旦消去してしまい、再現されるのを待つことにしました。






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